子供が小さいうちって、どうしても遠方におでかけは難しいですよね。
おとなしく座っていられるか、途中で泣き出したりグズったりしないか、親はひたすらヒヤヒヤです。
膝の上に座らせておくか、子供の分の指定席も買っておくかも悩みどころ。
余裕を持って席を買っておいたほうが、いざという時に子供を落ち着かせやすいので安心できるとは思うんだけど、子供の指定席料金っていくらなの?大人と一緒?
今回は、そんな新幹線について、
子供は何歳まで無料?何人まで無料?
指定席でも膝の上なら子供は無料?
子供を指定席に座らせる場合に必要な金額は?
自由席だとどうなるの?
など、子供と一緒に利用する時に覚えておきたいことをお伝えします。
新幹線で子供は何歳まで無料?何人までOK?
まず、新幹線における子供の区分と、基本的な運賃を整理しておきましょう。
- 乳児(1歳未満)は無料
- 幼児(1歳~6歳/小学校入学前)は無料
- 子供料金(小学生/6歳~12歳)
- 大人料金(中学生以上/12歳~)
小学校入学前の乳幼児は無料!
小学生は子供料金で、大人料金の半額になります。
注意したいのは、乳幼児が無料になるのは2人までという事です。
例えば、ママ+5歳児+3歳児の場合は、ママ1人の料金だけで乗車できます。
でも、ママ+5歳児+3歳児+1歳児の場合、ママの料金と、1人分の子供料金が必要です。
ちなみに、「有料での乗車1人につき、2人まで無料」となるので、例えばママと7歳児がそれぞれ大人料金と子供料金で乗車している場合、乳幼児は合計4人まで無料となります。
指定席の場合の金額は?
指定席の場合、少し事情が変わってきます。
まず、指定席で、子供を膝の上に乗せる場合です。
子供を膝の上に乗せるのであれば、子供は無料です。
しかし、特に「なんでも一人でやりたい!」という年頃の子や、長距離の移動時など、子供をずっと膝の上に座らせておくのは難しいですよね。
また、乳幼児を2人以上連れている場合、2人とも膝の上に抱えるのは無理があります。
そんな時、子供にも指定席を買う必要がありますが、この場合には、要注意です!
通常は運賃のかからない乳幼児であったとしても、指定席に座らせたい場合には、指定席券に加え、乗車券(子供料金)も支払う必要があります。
例えば、ママ+5歳児+3歳児で指定席を利用、それぞれに1席利用したい場合です。
この場合、ママの運賃+2人分の子供運賃が必要となります。
乗車券なしで指定席だけ購入することはできないので、子供2人分の乗車券も購入しなければいけません。
同じ条件で自由席に乗車する場合はママ一人の金額で利用できるので、比較すると少し出費がかさんでしまいますね。
子供と一緒に指定席を利用する際には、ベストな方法をしっかり考えてからチケットを購入しましょう。
自由席なら乳幼児にも座席を使わせても良いの?
指定席での乗車の時には、子供料金を支払うことで、乳幼児にも1席使わせることができるとお話ししました。
では、乳幼児が無料で自由席に乗車する場合、座席は使っても良いのでしょうか。
これに関しては、決められているルールではなく、マナーのお話になってきます。
新幹線の自由席に乗車しているとき、新幹線がすいているようであれば、乳幼児が1席を使っても問題はありません。
しかし、車内が込み合ってきたり、座る場所がなく困っている人がいる場合には、子供を膝の上に乗せて席を譲る配慮が必要です。
新幹線は、乗る時間が長時間になることが少なくありません。
何時間もの間ずっと立っているのは、体力のある若者でも楽ではないはずです。
どうしても「膝の上だと子供がジッとしていられない」などとわかっていて、混みそうな時間帯の新幹線に乗る時には、初めから指定席を購入しておいたほうが安心ですね。
まとめ
乳幼児と一緒に新幹線に乗る場合、
- 小学生からは子供料金、中学生からは大人料金が発生する。
- 有料での乗車1人につき、乳幼児2人まで無料。3人目からは子供料金。
- 指定席で膝の上に子供を座らせる場合、乳幼児は無料。
- 指定席で乳幼児にも座席が必要な場合は、必要な座席分の子供料金もかかる。
また、今回は触れませんでしたが、グリーン席などを利用する場合は、子供料金の設定がありません。
そのため、子供も大人料金と同じ扱いになる場合があるので注意しましょう。
子供と一緒に新幹線でお出かけする時のルールは、少しややこしく思えてしまうかもしれません。
でも、「座席を利用する場合には、基本的に、乳幼児も乗車料金が必要」と覚えておくとわかりやすいですね!
ルールとマナーをしっかり守って、楽しくお出かけしたいですね!