座りっぱなしのデスクワークで床ずれになる!?今すぐできる予防と対策

床ずれと聞くと、どんなイメージがありますか?

寝たきりの人や、入院中で動けない人がなるイメージではないでしょうか?

 

でも実は、座りっぱなしのデスクワークでも、床ずれになる可能性はあるのです。

 

「なんだかお尻の調子がおかしい」という人は、注意して!

症状がひどくなる前に、きちんと予防をしましょう。

床ずれの症状には段階がある

床ずれとは、正式には「褥瘡(じょくそう)」といいます。

長時間にわたって体の一部を圧迫することにより、皮膚や皮下組織が壊死してしまうことです。

 

初めのうちは皮膚が赤くなるだけですが、そのうちに内出血や水ぶくれを起こします。

床ずれがひどくなってくると、皮膚や皮下組織が欠損して肉が見えてしまうように。

 

今この記事を読んでいる人は、さすがにそこまで進んだ状態ではないでしょう。

ですが悪化すると仕事どころではなくなるので、原因を理解してしっかりと予防することが大切です。

なにが床ずれの原因になるのか

床ずれを予防するには、どうして床ずれができるのかをきちんと知っておく必要があります。

 

床ずれは、長時間の圧迫が原因だということは先にも述べたとおり。

寝返りを打てない人や、寝たきりの人が床ずれを起こしやすいのはこのためです。

 

体が圧迫されると当然、血行が悪くなりますよね。

圧迫されている部位には栄養や酸素が行き渡らなくなり、結果、壊死を起こしてしまうというわけです。

 

座りっぱなしの仕事では、お尻が常に圧迫されている状態。

お尻が赤くなっている、座っているとお尻が痛いという人は要注意です。

 

「まだ若いのに!」なんて関係ありません。

床ずれは老若男女、誰にでも起こる可能性はあるのです。

 

 

負担をかけない座り方を

 

 

まずは、座っているときの姿勢をチェックしてみましょう。

 

お尻の1点だけに体重がかかるような座り方をしていませんか?

太ももが浮いているような座り方をしていると、お尻一点に負担がかかってしまいます。

そんなときは、背筋をすっと伸ばしてみましょう。

お尻が持ち上がり、太ももとお尻が平行になるのが理想的です。

お尻に集中していた圧力が太ももにも分散されるので、少しは楽になると思います。

柔らかい座面で負担を軽減

クッションを使うのも、有効的です。

ですが、クッションならなんでもいいというわけではありません。

中が綿やビーズのものは、使っているうちに硬くなってしまいます。

高反発のものやエアークッションを選ぶといいでしょう。

 

介護用品店には、体圧分散クッションというものが売っています。

買いに行くのは抵抗があるという場合は、インターネットで購入するのもひとつの手ですね。

予防をするのなら座らないのが一番

お尻の圧迫を軽減するには、座らないことが一番です。

とはいっても仕事なので、座らないわけにはいきませんよね。

 

トイレやお茶汲みなどを理由に、できるだけ立ち上がるようにしましょう。

席を立つのが難しい場合は、お尻を左右交互に上げてみるなど、少しでも動かすことを心がけて。

 

せめて2時間に1度は、席を立つようにしたいもの。

打ち明けるのは恥ずかしいですが、症状の度合いによっては職場の人の協力も必要になるかもしれませんね。

ダイエットが床ずれの要因に

 床ずれは、皮膚や皮下組織に栄養と酸素が行き渡らないのが原因。

ダイエット中で体全体が栄養不足という状態は、床ずれを起こしやすい体環境とも言えそうです。

 

それに、運動不足も床ずれの要因に。

ダイエット中ならなおさら、体を動かして運動不足を解消しましょう。

 

きちんと栄養を取りながら出来るダイエットもあるはず。

あまり無理なダイエットはせず、まずは健康な体を手に入れてください。

 

お尻の床ずれが女性に多いというのも、こういった点が関係しているのかもしれませんね。

お風呂でリラックスも効果的

血行を促進するために、体を温めることも大事です。

 

仕事で疲れて帰った後は、ゆっくりとお風呂に入って温まりましょう。

お風呂あがりにお尻をマッサージすると、より効果的かもしれませんね。

 

さらに、保湿力のあるクリームやゲルを塗っておくのもいいでしょう。

ガサガサ肌を予防し、お尻の美肌につながりますよ。

まとめ

 

・床ずれは皮膚が赤くなり、ひどくなると皮膚や皮下組織が壊死する

・長時間圧迫することが床ずれの原因に

・負担をかけない座り方をする

・クッションを利用するのも有効

・2時間に1回は席を立つよう心がける

・無理なダイエットはせず、適度に運動をする

・体を温め、血行を促進する

 

 

もしもなかなか改善しない場合や症状がひどい場合は、お医者様に相談するのが一番です。

恥ずかしいかもしれませんが、ひどくなると治癒にも時間がかかります。

自分の症状を見極めて、適切な判断をしてくださいね。

 

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