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湯冷めをして風邪を引かないために絶対気を付けたい4つのこと

寒い季節になると、あったかいお風呂が恋しくなりますね。

ところがお風呂で温まった後、ボーっとテレビなんか見ちゃったりして、「早く髪の毛乾かさないと、湯冷めするよ!」なんて、私も子どもの頃、親によく言われていたものです。

案の定次の日には鼻水が出て…なんてことになると、「だから昨日言ったでしょ!」なんて怒られたり。

そこで今回、湯冷めのしくみと合わせて、湯冷めで風邪をひかない方法を紹介します。

 

なぜ湯冷めすると風邪を引くのか?

簡単に言うと、湯冷めにより体の熱が必要以上に放熱されてしまうのが、風邪を引く原因です。

お風呂に入ると体が温まって、体温が上がります。

しばらくすると上がった体温を平熱へと戻すのですが、この機能がうまく働かないと体の中の熱が放出され続け、結果的に冷えに繋がってしまうのです。

そのため体が冷え切ってしまい、風邪をひきやすい環境を作ってしまっているのが原因です。

では、湯冷めしないためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

まずはしっかり髪を乾かそう

これは湯冷めしないための基本です。

体温を平熱に戻しても、髪の毛が濡れているとそこから水分が蒸発し、どんどん熱が奪われてしまいます。

私も温まっているのでついソファーでドラマを見てしまったりして、乾かそうと思うときにはすでにほぼ乾いている…なんてことがありますが、これはNG。完全に湯冷めしてしまう典型です。

大体濡れたままの髪を触るとひんやり冷たくなっていて、「乾かさなきゃ!」と思う頃にはもう「寒い…」と思っているんですよね(笑)

 

入浴剤を活用しよう

そもそも入浴剤は保温効果を高めるもの。入浴剤を入れると皮膚に薄い膜を作ってくれるので、それが体の熱を必要以上に放出するのを防いでくれます。

自分にあった効能や好きな香りでリラックス出来るので、寒い時期は毎回頼りたくなりますね。

私も色々な入浴剤を試すのが好きで、その時の気分で入浴剤を楽しんでいます。

お風呂がよりリラックスできる空間になるし、湯冷め予防にもなるので一石二鳥ですね!

 

お風呂から出る時、冷水をかける

これはビックリですが、温まっている体に冷水をかけることにより放熱しようと開いていた血管が引き締まり、熱を放出するのを抑えることができます。

こうすることで表面温度は下がりますが、体の内部の温度は下がらないため、いつまでもポカポカな状態を保つことが出来ます。

最初はちょっと勇気がいるのですが、やってみるとかなり効果ありです。

水をかけるのは足首や足先などに10秒程度で十分なので、あまり無理しないでチャレンジしてみてくださいね。

 

「湯冷めするからすぐにお布団」はNG

よく「あったかいうちに布団に入りなさい」と小さい頃言われませんでしたか?

でもこれは逆効果。

温まった体を冷やさないために、すぐにお布団に入りたくなるのはよーくわかります。

わかりますが、実は湯冷めの原因になっていることも。

人間は、眠る時には体の内部の温度を下げて眠りにつきます。ところが、お風呂から上がってすぐ お布団に入ってしまうと、内部温度を下げるため熱を放散します。

すると体表面の温度が高くなり、表面温度を下げるために汗をかいて放散してしまい、その汗が冷えて体温を奪ってしまうことに繋がるのです。

せっかくお風呂に入ったのにこれじゃあ意味がありませんね。

すぐにお布団に入るよりも、少し熱が冷めたくらいの方が自然な眠気を引き起こすことが出来るので、リラックスして眠るためにも避けた方がいいでしょう。

 

風邪をひかないために…

まずはしっかりお風呂に入って温まり、ダラダラしないですぐにやることをやる!これに尽きますね(笑)

でも、温まるとお風呂上がりの一杯が気持ち良かったり、アイスがおいしかったりするんですよね。

ただ、風邪をひいてしまってはせっかくの冬のイベントも辛くなってしまいます。

まずは、

  1. 入浴剤を使ってよく温まる
  2. 上がる直前は冷水を10秒程度軽く足先にかける
  3. 髪の毛はすぐに乾かす
  4. 熱が落ち着いた頃に布団に入る

お風呂上がりの一杯の合間、アイスを食べる前に、まずはしっかり髪の毛を乾かしましょう!

冬を楽しむためにも、試してみてくださいね。

カテゴリ: 健康