テフロン加工されたフライパンは、少量の脂で調理してもくっつきにくいですし、汚れも簡単に落ちるのでとても便利ですよね。
我が家の20年物のフライパンは、とても物持ちがよく、フライパンの蓋は何度か同じサイズのものを選んで買い替えましたが、フライパンそのものはこれまでずっと大切に使い続けてきました。
ところが最近、フライパンの焦げ付きが気になるようになってきたんです!
でも、使い慣れたフライパンですし、同じくらいの性能のフライパンを買おうと思ったらそれなりにお金もかかってしまうので、できるならテフロン加工を復活させて、これからも使いたい!
どこのご家庭にもあるテフロンフライパン、あなたもこんな悩みを持っていませんか?
そこで今回は、テフロン加工のフライパンの復活方法をご紹介します!
テフロン加工フライパンの復活方法!
テフロン加工の魅力である、「焦げ付かない」、「こびり付かない」ですが、使用していくうちに効果がなくなっていってしまうのは仕方がないことです。
でも、テフロン加工は、あなたのほんのひと手間で復活させることができるんです!
ただし、フライパンの表面が傷などによってはがれてしまっている場合は、テフロン加工自体がなくなってしまっているので、買い替えた方がいいでしょう。
しかし、表面に目立った傷やはがれたところも見当たらないのであれば、油汚れが原因の可能性が高いのです。
調理後でフライパンが熱くなっている状態で、すぐに水につけてしまったなど、よくやりがちなことが油汚れの原因になっているそう。普段から気を付けたいところですね。
では、フライパンの表面を確認していただいたところで、さっそくフライパンのテフロン加工を復活させていきましょう!
用意していただくのは、「熱湯」といつも使っている「食器用洗剤」、それから研磨剤を使っていないやわらかいタイプのスポンジです。
食器用洗剤は、中性洗剤をご利用ください。スポンジはテフロンやフッ素加工に対応している製品を選ぶといいです。
【手順】
まず、熱湯をフライパンの半分くらいまで入れて、1分ほど中火で煮立たせます。そしたらフライパンが冷めないうちに、中性洗剤をつけて洗います。
※熱いので火傷には気を付けてください!厚手のゴム手袋をつけるといいですよ。
しっかりとフライパンを洗ったら、洗剤を洗い流してから布で拭いてください。
こびりついてしまった油を浮かせて、中性洗剤でしっかり洗い落とすことで、テフロン加工を覆っていた脂の層がなくなって、本来のテフロン加工がよみがえります。
私もフライパンの表面を、蛍光灯の下でよーく見てみましたが、傷という傷やテフロン加工がはがれているような様子はなかったので、さっそくこの方法を試してみました。
洗剤はいつもの食器用洗剤、スポンジはテフフロン加工におすすめ!と書かれたものを新しく買ってきました。
さっそく、効果が復活したのか試してみたくて、あえてくっつきやすいキムチチャーハンを作ってみましたが、お米がフライパンにこびりつくことなく、おいしく作ることができました!
「焦げ付かない」テフロン加工が普及
ちなみにですが、フライパンには表面に加工を施していない鉄やアルミ製のものと、表面に加工を加えたフライパンがあります。
フライパン加工で一般的なのが「フッ素加工」。
テフロンでお馴染みのフッ素加工ですが、アメリカのデュポン社というメーカーが開発したフッ素樹脂の名称で商標登録されたものです。なのでテフロン加工を施したフライパンは、デュポン社製のフッ素樹脂を使用した製品ということになります。
しかし、現在ではテフロンという呼び方を、デュポン社製のフッ素樹脂以外を使用した製品にも使っている人も多くいます。
私もそうでした。表面が加工されたフライパンは全部「テフロン」だと思ってました。笑
なので、今回はフッ素樹脂加工されたフライパン全般を「テフロン加工」と呼ぶことにします。
実際、デュポン社のテフロン加工とその他のフッ素樹脂加工に、大きな差はないといいます。
テフロン加工されたフライパンの特徴は、アルミや鉄製のフライパンと比べ、とにかく焦げ付かない、こびり付かないことです。
焦げ付かずこびり付かないので、調理した後にフライパンを洗う時もラクチンです。
テフロンなどフッ素樹脂は、摩擦係数がとても低いんです。
データーを見ると、なんと氷よりも摩擦係数が低いんです!これは驚きですね。
今ではテフロン加工が普及して、ショッピングセンターやホームセンター、地元の小さなスーパーや日用品も扱うドラックストアまで、あちこちで手軽に購入することができます。
メーカーなどによっても値段は様々ですが、安価なものも多いので、どこの家庭にもテフロン加工されたフライパンなどの調理器具があることでしょう。
まとめ
テフロン加工に傷やはがれがなければ、テフロン加工の復活方法が有効です。
- 用意するのは、熱湯、食器用洗剤(中性)、スポンジ。
- まず、フライパンの半分まで熱湯をそそぎ、中火で1分ほど煮立たせます。
- 洗剤とスポンジで、フライパンが熱いうちに汚れを洗い落とします。
- あとは洗剤を洗い流して、布で拭いたら完了です。
テフロン加工のフライパンは、簡単な復活方法で、もう1度使えるようになることがあるんです!買い替える前に、ぜひ試してみてくださいね!