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選挙カーがうるさい!苦情を言うのはアリ?知っておきたい3つのこと

私の場合は仕事が深夜勤務もあるシフト制だったので、昼間に寝ているコトも少なくありませんでした。

生活音であれば、ほとんど目覚めるコトはありませんが、選挙カーのマイクを通した人の声は、なんだか気になってしまいます。普段聞こえる音とはかけ離れているからでしょう。 

お昼寝の赤ちゃんをやっと寝かしつけたママさん達も、選挙カーには困っているようです。病気で自宅療養中の方、勉強中の方も気になるようです。学生の時は、選挙カーのせいで先生の声がよく聞こえないときもありましたよね。

投票を呼び掛ける選挙カーなのに、こんなに多くの人にうるさいと思われて、票の獲得につながるのかしら?と思ってしまいます。

イラっとしたり、困ったコトがあったりすると、徹底的に調べたくなる私。今回は、選挙カーについて、調べてみました。

選挙カーは50年ほど前から日本にある選挙活動だった!

先進国の選挙活動で、選挙カーを見たことがありません。例えばアメリカやイギリスでは、日本で禁止されている戸別訪問が選挙活動として認められています。でも、候補者本人が訪問することはなく、ビラがポストに入る程度。テレビのCMのほうがメジャーな選挙活動です。選挙カーは日本独特、と言っても過言ではなさそうです。

日本では、公職選挙法の改正が約50年前にあり、その際にポスター掲示などの規制がとても厳しくなったので、それとバランスをとるようなかたちで、停止中の選挙カーでの演説と走行中の連呼が認められました。

公職選挙法では、選挙カーの音量については規定がない。学校、病院周辺では静穏を保つように書いてあるけれど、努力義務だけだそう。

また、選挙カー=うるさい=騒音と思ったのですが、迷惑防止条例の類からは選挙カーは外れます。

そう考えると、今の法律では、候補者ができるわかりやすい選挙活動が選挙カーになってしまうし、有権者が「選挙カーがうるさい!」と、法に訴えかけるのは難しそう。うまく折り合いがつかないものなのでしょうか。

それにしても、50年も前に始めたコトがまだ続いているって…。しかも、ネットやSNSが普及した今、選挙カーは効果があるのでしょうか?

やはり選挙カーは効果があるの?

賛否両論ながら、いまだに選挙カーが使われるというコトは、効果があるというコト。

高齢者にとっては、候補者の一生懸命さがわかりやすく表れるし、実際の候補者を見る機会もあったりするので、とても効果的なんです。

今では候補者がホームページを作ることも多いですね。しかし、国民全員がインターネットを使うワケではないし、想像しやすいところですが、やはり年齢的に読んだりするのは億劫な方も少なくないですよね。

高齢者をターゲットにして、票に結びつく活動をするには、やはり選挙カーが一番多数の高齢者に訴えるコトができるでしょう。

そして、この世代こそが投票率が高いのが、選挙カーが今でも票に結びつく効果的な活動である一番の理由です。冷静に考えれば、よくわかる気がします。 

選挙カーがうるさいと思う世代こそ、実は投票率が低い傾向にあります。確かに、そうですね。私の父は、選挙カーがうるさいのは関心がないからでは?と言っていました。

そう言われると…うるさい、うるさいばかりも言っていられない?!

選挙カーがうるさい!と直訴できるの?

実際に、候補者の選挙事務所に電話でお願いをした事例が紹介されていました。

自分が住んでいる地域に回ってきそうな候補者に対し、赤ちゃんの昼寝や病人がいる状況を説明して、○時から○時の間は、選挙カーでの巡回をしないでほしいと話したそうです。

丁寧に対応され、その時間は選挙カーが来なかったそうです。

この場合は電話とありましたが、ホームページやSNSを使ってお願いするのもいいかも知れませんね。

選挙活動を妨害するのは、法律違反になりますが、選挙カーの音が深刻な問題を引き起こしているのであれば、お願いベースで候補者に連絡をしてみるのはいい方法です。投票するなら、市民の気持ちを理解してくれる候補者にしたいものです。

まとめ

  • 認められている範囲のわかりやすい選挙活動が選挙カー。
  • 投票率が高い層に効果的な選挙活動が選挙カー。
  • どうしても選挙カーがうるさければ、候補者の選挙事務所にお願いをするのもアリ。

選挙カーがうるさいという私ですが、ちゃんと選挙にいってる? 関心があるの? と、ちょっと反省する部分も…。

立候補者は関心を持ってもらえる選挙活動、有権者は関心を持つことも大切ですよね。

カテゴリ: 人間関係