部屋の中にいて、急に「パキッ」「どんどん」「ミシッ」「バキッ」「ぎしぎし」なんて音がしたら怖いですよね。誰もいないはずの隣の部屋からの音だったり、どこからかわからないけど、とにかく音がすることもありますよね。
「これ、まさかラップ音?! 心霊的な?!」とちょっとしたパニックに陥ってしまう人もいるでしょう。でも、ラップ音って経験したことがある人が、実は意外と多いんですよ。
そんなラップ音、意外と驚かなくてもいい音の場合もあります。ほとんどは心霊現象のラップ音ではないのです。
とはいっても、やっぱりちょっと怖いラップ音、考えられる原因とその対策をご紹介します。
そのラップ音は「家鳴り」かも。
心霊現象かも?!なラップ音の大部分は、これで説明がつきます。
「家鳴り」は特別な現象ではありません。特に「家鳴り」が多いのは、木造新築の戸建てです。まだ建材や接着剤が湿っていて、家全体が落ち着いていません。温度や湿度の変化で、建材が微妙に動いたり、建材や接着剤の形が変ったりし、その時に音を発することも。築年数が経過した戸建てでも、建材の乾燥、地震による歪みで音を発する場合もあります。
また、マンションでも素材や鉄骨によっては、それ自体が音をたてることもありますし、排水溝・通風孔などが風や生活音を反響することがあります。また、直接的に下の階や斜め上下の生活音が響くこともあります。
家鳴りの対策は?
まずは、怖い!と思う気持ちをぐっと堪えて、どんな音なのかしっかり聞いてみる必要があります。
家鳴りの場合、基本的にはある程度時間が経つのを待つしかありません。建材が落ち着きつつある時に伴って出る音なので、しかるべき場所に収まる音で家としては悪いことではありません。
家鳴りは温度と湿度に関係することが多いので、一定を保つようにしてある程度コントロールすることもできるます。暖房やエアコンを切った時にラップ音が聞こえませんか?雨の日で湿気の多い時にばかり音が聞こえませんか?冷静に分析してみてください。
マンションで家鳴りの原因が周辺住人の騒音である時には、対応のすべがあるかも知れませんよ。
そのラップ音の原因は「住んでいる人」かも。
ラップ音の原因が物理的な家鳴りでないとすれば、ラップ音であることを疑うしかありません。
一般的には、ラップ音は霊の仕業と考えられていますが、その前にひとつ疑うべき原因があります。
あなたを含め、そこに住んでいる人にひどいストレスを抱えている人はいませんか?家族同士の仲が悪かったりしませんか?実は、心霊現象のラップ音の原因は霊の仕業である前に、ネガティブな気が発散された結果として音が鳴ることが多いのです。
精神的に不安定だと言われる、思春期の女の子がいる家でラップ音が鳴りやすいと言われています。このネガティブな気からのラップ音は、ポルターガイスト現象のひとつと言われています。
住んでいる人が原因の場合の対策は?
まずは、原因となる住んでいる人のネガティブな気を消していかなくてはいけません。メンタルケアをすると同時に、健康的な生活と睡眠を心がけて、ストレスを解消していきましょう。
家の掃除や換気も気分転換にはいいですし、ネガティブを清める塩を置いてみるのもいいかも知れませんよ。
やっぱり原因は…霊なのかも…
家鳴りも住んでいる人も原因でないのであれば、最終的には霊の仕業かも…という疑いが出てきます。ラップ音は、ポルターガイスト現象のひとつであり、基本的に低級霊の仕業です。言い換えると、音しか出せない実力の低い霊ということです。
そんな時は、お神社でお札をいただき貼る程度の対策で、音は収まるはずです。お清めの塩をラップ音が聞こえる部屋や出入り口近くに置いておくのも有効です。
それでもラップ音がひどい場合には、おはらいをしてもらうのもひとつの対策です。
まとめ
原因と対策を確率の高い順にご紹介しましたが、結局のところ、一番大切なのは「気にしないこと」です。
家鳴りの場合は、建材や構造の問題が大きいですし、住んでる人が原因の場合には、気にすればするほど、ますますストレスになります。霊の仕業の場合には、低級霊と考えられるので、相手にしないのが一番。
なんとなくでも原因がわかれば、「また鳴ってるなー」という余裕をみせて、普通に生活してみてください。きっとラップ音が聞こえなくなるはずですよ。