子供も大人も大好きな、ポテトサラダ。お惣菜の定番です。
形が自由だし、おいしいし、お弁当のおかずに良さそうだなー、と思っても、ちょっと待って下さい。
ポテトサラダは、傷みやすい食べ物です。本来、作り置きにも不向きなんです。
今回はそんなポテトサラダを少しでも日持ちさせるコツを教えます!
なぜ日持ちしないの?3つの原因
対策するには、まず原因を知ることから。
ポテトサラダがなぜ傷みやすいのか、ご説明します。
少しだけ、結論を先取りすると……マヨネーズ×ジャガイモ×作り方=傷みやすさフルコンボ。
①マヨネーズ
マヨネーズは生卵から作られています。殻から出された生卵は、凄く傷みやすいんです。特に黄身は、細菌に対して無防備。すぐ細菌に取り付かれてしまいます。
市販のマヨネーズは、PH調整剤などの食品添加物の力で、普段は気にしなくて良いほど、日持ちが改善されています。
でも、そもそも傷みやすいものなんだってことを、忘れないで下さい。
②ジャガイモ
細菌が繁殖するには、生きるための栄養が不可欠。でんぷんたっぷりのジャガイモは、細菌にとってもご馳走なんです。
更に、ジャガイモはマカロニ等に比べて、「吸水力」がありません。レタスやキュウリの細胞から染み出した水分は行き場がありません。
その水分は、ポテトサラダの塩味や酢を薄めてしまい、より細菌に居心地良い環境を作ります。
ポテトサラダから染み出した水分が、お弁当箱の中で、隣のおかずに細菌を運んでしまうことも。
③作り方
ポテトサラダの作り方。説明されるまでもありませんね。
問題は、アツアツのジャガイモを潰した後、しばらく冷ますところ。
潰すときに、余すところなく周りの空気に触れ、荒熱を取るためにしばらく放置。ここで、サラダの中に細菌が取り込まれてしまうのです。
毎日綺麗にお掃除していても、空気中の細菌は取り除けません。これは仕方のないことです。
あたたかいごはんと、ゆっくり休める環境。細菌にとっても楽園なのです。
更に、きちんと冷める前にマヨネーズやハムを混ぜてしまうと、より多くの細菌と栄養を呼び込むことになります。
ポテトサラダが日持ちしないのは、もはや宿命です。
原則、常温保存禁止。余り物は冷蔵庫へ。
また、どんな対策をしたとしても、夏場はお弁当に入れるのはおすすめしません。
ポテトサラダの日持ち対策
この宿命に抗うには、様々な工夫が必要です。
ポテトサラダに限らず、傷み対策の基本は「加熱・冷ます・早く処理する」こと。
- ジャガイモを潰したら、ラップをし、できるだけ早く冷ます。ボールの底に水を当て、水がぬるくなったらこまめに換える、など。
- 具はニンジンのみ。水分と栄養を追加しない。
- お弁当に保冷剤を添え、クーラーボックスで持ち運ぶ
これに尽きます。
小分けにして冷凍し、凍ったままお弁当に入れる、というテクニックもありますが、ジャガイモの冷凍は高等テクニック。
手間がかかりますし、失敗すると、とても食べられない仕上がりになってしまいます。
そんなリスクを冒すより、別のおかずを用意するのが現実的です。最近の冷凍食品、美味しいですから……。
その他の小技
お弁当に入れられるほどの効果は期待できませんが、冷蔵庫での日持ちを改善する一手間をご紹介します。
酢を足す
手軽で味も変わらない、便利なテクニック。具材と一緒に、大さじ2程度の酢を加えます。
PHを酸性にすることで、細菌の繁殖を抑えられます。
レーズンを入れる
キュウリなど、生の野菜を入れるときにおすすめです。
レーズンが水分を吸ってくれるので、翌日になってもビシャビシャになりません。
スパイスを加える
カレー粉、わさび、からしなどを混ぜ込むと、抗菌作用により、傷みにくくなります。
アレンジ料理としてもおすすめです。
まとめ
ポテトサラダは、誰でも好きな人気のおかず。だからといって、余るほどの作りすぎは禁物ですよ。
お弁当のおかずにしたい、お弁当でも食べたい、という要望も多いかと思いますが、お腹を壊しては大変です。君子危うきに近寄らず、でいきましょう。
冷蔵庫やお財布の事情で、どうしてもお弁当にしたい、というときは、「再加熱」して、サラダではなくしてしまうのがおすすめです。
アルミカップに入れて、チーズをかけてトースターで焼いたり、コロッケとして揚げても、素敵です。しっかり火を通すのがポイントです。
また、最近では、レトルトパウチのポテトサラダが売られています。
既製品のマヨネーズは、日持ちする工夫をされています。同じように、既製品に頼る、というのも、たまには良いかもしれません。