炊飯器でたこを炊く「たこ飯」や、たこに下味をつけて揚げる「たこのから揚げ」、イタリア版酢の物「たこのカルパッチョ」。
たこが手に入ったら、うちでは「たこ飯」、「たこのから揚げ」、「たこのカルパッチョ」を作るのが定番なんです。
ぷりぷり、コリコリしたたこの食感と、たこの出汁が出たたこ飯も、からっと挙がったたこのから揚げも、さっぱりと野菜もたくさんとることができるたこのカルパッチョ、本当においしいんです!
だから、スーパーでたこが特売になっていると、ついつい買い込んでしまうんです。
いつもなら、大量にたこのから揚げを作って使い切ってしまうんですが……
旅行に行くのに、たこのから揚げ作っても、食べるあてがないという悲劇!
冷蔵庫にはポリ袋にはちきれんばかりに詰め込まれたたこが……
どうしよう、たこって冷凍できないの?
そこで今回は、たこの冷凍保存方法から、解凍方法までご紹介します!
たこは冷凍保存に向いていた!
冷蔵保存だと3~4日で食べきってしまわないといけないたこですが、実は冷凍保存にとても向いています!
魚やお肉など、冷凍保存すると味が落ちてしまう食品も多いですが、たこは冷凍保存しても冷凍前と味が変わりません。
しかも、冷凍保存したたこを解凍することで、たこの細胞や筋肉が壊れて、身が柔らかくなって食べやすくなるんです。
冷凍して長期保存することが目的でなくても、たこを柔らかくするために一度冷凍してしまう人もいるそうです。とくにたこを煮物に使う時は、一度冷凍するといいようですよ。
なので、冷蔵庫でぎりぎりまで保存するのなら、使わない分はすぐに冷凍してしまうのがおすすめです。
たこの冷凍保存方法・茹でだこ編
スーパーで販売しているたこはほとんどは「茹でだこ」です。
なので、まずは家庭で購入することが多い茹でだこの冷凍方法をご紹介します。
準備するのは、キッチンペーパーとちゃんと密閉することができるジッパー付きのポリ袋だけです。
- まず、キッチンペーパーでたこの表面の水分をふき取ってから、たこの大きさを整えて切り分けます。
- あとはポリ袋に入れて、しっかりと密閉して冷凍するだけです。
空気が入ってしまうと、冷凍焼けの原因になってしまうので、しっかり空気を抜くようにしましょう。
冷凍したたこの日持ちは、2ヶ月~3ヶ月が目安です。
たこの冷凍保存方法・生だこ編
魚市場に行くと、新鮮な生だこが売っています。
うちではたくさん人が集まる時にたこ料理を振るまう時は、たこもたくさん必要ですし、おいしいたこを使った料理を食べてもらいたいので、魚市場で生だこを買っています。
釣ったたこをクーラーボックスに入れて持ち帰って来た時にも、生だこの冷凍方法が活用できますよ。
生だこを冷凍する時は、水道水で洗わずに、ジッパー付きのポリ袋に入れましょう。
ぬめりをとってから冷凍した方がいいのでは?と思うかもしれませんが、このたこのぬめりが旨味を閉じ込めてくれるんです。
なので、味が落ちるのを防ぎ、さらに解凍した時には自然とぬめりがとれるので、ぬめりはそのままにして冷凍しましょう。
たこの解凍方法
冷凍したたこは、解凍してからでも、冷凍したままでも、調理することもできます。
解凍する時は、冷蔵庫で自然解凍させてください。
冷凍したまま調理する時は、必ず火を通すようにしてください。解凍した時にたこから出る水分は、菌が繁殖しやすいからです。
自然解凍する時も、常温では菌が繁殖する可能性が高くなってしまうので、必ず冷蔵庫の中で自然解凍させるようにしましょう。
たこを解凍した時に出る水分で繁殖する菌は真水に弱いので、流水で解凍すると殺菌効果があるので安心です。
さっそく、スーパーで買ったたこ(茹でだこ)を冷凍保存しました!
冷凍してから1週間後、冷蔵庫で自然解凍して、たこのから揚げに使いました。
いつものたこのから揚げとまったく味が変わりませんでしたし、冷凍したたこを解凍してから使用したことで、たこの身がやわらかくなってとても食べやすかったです!
まとめ
- たこは冷凍しても味が落ちず、細胞や筋肉が破壊され、解凍すると柔らかくなります。
- 茹でだこを冷凍する時は、キッチンペーパーで水分を拭いて、均等な大きさに切ります。あとはジッパー付きの密閉ポリ袋にいれて冷凍庫に入れます。
- 生のたこは水道水で洗わずに、そのままジッパー付きの密閉ポリ袋に入れます。ぬめりはたこの旨味を閉じ込めるので、とらないようにしましょう。
- 解凍する時は、冷蔵庫で自然解凍させるか、冷凍のまま火を通す料理に使えます。たこを解凍する時に出る水は菌が繁殖しやすいので気を付けましょう。
たこは冷凍保存にとても向いているので、冷凍保存を賢く利用して、おいしくたこを食べましょう!