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「馴れ合い」ってどういう意味?具体的な使い方をわかりやすく解説

みなさんは「馴れ合い」という言葉の意味をご存知でしょうか?

「SNS上での馴れ合いは好きじゃない」とか、「上辺だけの付き合い」「傷ついた者同士の傷の舐め合い」というような意味で使っている方も度々見かけます。

中には、「友達同士でキャッキャするだけ」というノリだけの関係という意見も見かけました。

よく使われると感じるこの言葉ですが、本来はどういう意味で使われているのでしょう。

例文なども踏まえながら「馴れ合い」の意味や使い方をおさらいしていきたいと思います。

男女が密かに通じ合う?

「馴れ合い夫婦」という言葉を知っていますか?

実はこの言葉、「正式な手続きを経ないで一緒になった夫婦」という意味があります。

プロポーズや婚約、婚姻届けを交わさずに成り行きで夫婦になった人のことです。

現在はあまり使わない言葉のように感じますが、昔はこういう言い方が普通だったのでしょうか?

どちらかというとあまりいいイメージはないですね。

なんと、「馴れ合い」という言葉だけで、「馴れ合い夫婦」の略語ともいうのです。

これは知らなかった人も多いのではないでしょうか?

誰にも内緒で密かに通じ合い、一緒になってしまうということですから、駆け落ちみたいなものと考えていいかもしれません。

政治の出来事を表す言葉でもあった!

「馴れ合い」という項目のなかに「馴れ合い解散」という言葉があるのをご存知ですか?

実はこの言葉は1948年12月23日の衆議院解散に基づいて作られた言葉。案外最近できた言葉です。

本来お互いを監視し、批判し合って関係が成り立っている「野党」と「与党」が、両者が裏で結託し、実は合意の上で解散をしたことを表します。

今では「日本の馴れ合いシステム」といわれ、政治関係さえ馴れ合いになってしまっている現実があります。

馴れ合い=批判的な意味ではない

上記のように、批判的な意味合いで使われることの多くなってしまった「馴れ合い」という言葉も、元来は肯定的な意味として使われていました。

「利害とをもにする者同士が結託し、通常取るべき手続きを踏まず、暗黙の合意のもと意思決定を行う」というだけの意味だったのです。

悪い意味でとらえなければ、よりスムーズな関係を結ぶためのものとも言えます。

もともと信頼し合ってる間柄だからこそという意味のような気もしてきます。

しかし現在では否定的な意味を持つのが現状…。

「馴れ合い」という言葉は「馴れ合い夫婦」「馴れ合い解散」などとともに、「馴れ合いの勝負」「馴れ合い相場」など、否定的な意味で使われることのほうが断然多いことがわかりました。

「馴れ合いの勝負」→出来レース

「馴れ合い相場」→売り手と買い手が参謀して作り上げた人為的な相場

と、あまりいい意味とは言えないような使われ方ですね。

日本の証券会社は、多くがそれぞれのHPで馴れ合い相場についての禁止事項を上げています。

冒頭に挙げたように「友達同士でキャッキャする」というのは、元々の意味を含んではいますが、上辺だけの付き合いなどという意味はありません。

今になって誤った使い方が横行していることで、本来の意味がどんどん変わってきてしまっているのです。

本来の意味とは違うので、あまり軽々しく使ってしまうと恥ずかしい思いをするかもしれませんね。

まとめ

私もあまりに普通に使っている言葉だったので、本来の意味を知ると、「肯定的な意味もあったんだ」と驚きました。

時代とともに意味が変化していってしまった言葉の一つが「馴れ合い」という言葉です。

本来の意味を知らないで使う人がたくさんいるため、あちらこちらで意味をはき違えて使っている人が見受けられます。

これを読んでいる皆さんは、意味を間違わないように使えるようになってくださいね。

カテゴリ: 雑学