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マテ貝の食べ方はどうする?刺身がウマい?オススメ調理法を紹介

潮干狩りの季節がやってきました。オトナもコドモも夢中になって楽しめるレジャーのひとつ。でも、今年はアサリ激減でお休みになっている潮干狩り場?もある…。

アサリが大好きで潮干狩りに行く人って、どのくらいいるのでしょうか?

もし、潮干狩りそのものをアトラクション的に楽しんでいるなら、捕れるのはアサリじゃなくてもいいですよね。

奥さん、旦那さん、安心してください。アサリの潮干狩りより楽しいと話題のアレがあるんです。

すでに一部、熱狂的ファンの心を鷲づかみにするほど楽しい潮干狩り。

それが、「マテ貝の潮干狩り」なんです。

今回は、マテ貝ってなに?!どうやって狩るの?処理方法は?オススメ調理法をご紹介します。

マテ貝って、こんな感じ。

見た目がアサリほどフォトジェニックではないです、はい。どこからともなく流れてきた細い竹みたいな風情ですが、マテ貝もアサリと同じ2枚貝です。

西日本では、スーパーで売られている。そういえば、これは…何を売っているの?と関西に引っ越した時を思い出しました。潮干狩りでマテ貝を捕ったことはないけど、食べたことはある、名前を知らないまま。笑

マテ貝の潮干狩り、こうやってやる!

熱狂的なファンがいるほどのマテ貝の潮干狩り、なんと言っても「アサリの潮干狩りより、アトラクション値が高くて面白い」から。

マテ貝の潮干狩りには、必須アイテムがあります。

  • シャベル・スコップ・鍬的なもの→砂を軽~く掘り起こす?除く?ため
  • かご・バケツ→捕ったマテ貝を入れるため
  • 塩→マテ貝の潮干狩りの最大のポイント!

そう。「塩」がポイントなんです。

なるべくサラサラの塩がいい。安いので十分です。高級塩だと、逆に粒が大きいのでダメ。

そして、熱狂的なマテ貝狩りファンは、この塩を、ハチミツやお好み焼きソースを入れる細い口がついた入れ物に入れます。塩が出やすいように、口の部分をカットして調整する人もいるそう。ピュッと塩が出せると、マテ貝の潮干狩りはガンガン進むのです!

実際のマテ貝の捕り方は、文字にすると長~くなるので、コチラで見てください。マテ貝のリアルな姿にも注目! 穴から出てくる姿が…なんと言えばいいのか。笑

 

うん、すぽすぽ収穫できたら、確かに楽しいですよね。

マテ貝の処理方法

さて、楽しい潮干狩りから帰ってきたら、マテ貝を食べるのも楽しみですよね。マテ貝は砂抜きしなくても大丈夫!というマニアもいますが、貝を食べた時のジャリっと感は相当なガッカリ感になるので、私的には砂抜きをオススメ!アサリと同じ方法で、そんなに面倒なくできますよ。

【マテ貝の砂抜き】

  1. マテ貝の表面をよく洗う。
  2. 水道水(できれば数時間放置してカルキ抜きした水道水がいいかも)で海水を作る。海水の塩分濃度 2~3%を目指すので、水300mlに対して9~10gの塩(普通の食塩小さじ1と1/2)を入れる。
  3. バットにマテ貝を入れて、2で作った海水を入れる。新聞紙を蓋代わりにして、真っ暗な状態を作ってあげる。
  4. 夏場は冷蔵庫の中で、短く2~3時間、一晩くらい放置。

途中で様子をみて、砂を吐き出していなければ、温度が低すぎなので、冷蔵庫から出してもいいかも。

マテ貝の調理法:刺身

処理が出来たら、次はどうやって食べるか…ですよね。

マテ貝が売っている西日本でポピュラーな食べ方は、バター炒め。ちょっと変化球で、ガーリックバター炒めやバターぽん酢炒め、バター醤油炒めと、ほぼほぼアサリと変わりありません。

しかし、マテ貝潮干狩りマニア推しの食べ方は、なんと「刺身」です。刺身!?と驚きましたが、どうもアサリの潮干狩りマニアは、アサリも刺身で食べる人もいるらしい。なので、マテ貝の刺身もアリなのでしょう。貝のうまみをまるごといただいちゃいます。

【マテ貝の刺身】

  1. 頭から貝の割れ目に沿って開いて、マテ貝の身をどんどん取り出す。結構グロテスクなビジュアルですが…がんばって!
  2. 包丁で胴体とヒモに切り分ける。ヒモ部分はさようなら~。
  3. 胴体の真ん中から包丁で開いて、内臓を取り除く。細かい作業だけど、根気よくやりましょう。美味しいものを食べるには、我慢も必要!
  4. 内臓を取ったマテ貝を塩ひとつまみでモミモミ。塩をキレイに流して、キッチンペーパーなどで水気を取る。

※臭みが気になる人は、塩もみ洗いを2,3回繰り返してもOK。洗いすぎると、味まで洗い流すので注意してください。

※マテ貝、刺身大丈夫? と思う方は、さっと湯通ししてもOKです。

貝の甘みと磯の香りを感じる刺身です。

マテ貝の刺身は新鮮なものでお試しを!!

他のマテ貝の調理法は?

先程もお伝えしましたが、マテ貝はほぼほぼアサリと同じ調理法で美味しく食べられます。バターを基本にした炒め物以外の料理法もいろいろありますが、アサリよりちょっとクセがあるので、湯通しor酒蒸しすると、より美味しくなる調理法もありますよ。

茹でる場合には、貝殻がついたままお湯にいれて、ちょっと開くまで茹でればOKです。

  • 茹でて、中身を取り出しての生姜をきかせた佃煮・しぐれ煮
  • マテ貝のゆで汁も使っての炊き込みご飯
  • マテ貝を軽く茹でて貝殻をはずしての酢味噌和え
  • マテ買いを酒蒸し、貝殻を外しての天ぷら
  • 下処理したマテ貝を貝殻ごとのガーリック&オイスターソース炒め
  • アサリの代わりに酒蒸しマテ貝と蒸した後の酒も使うシーフードカレー などなど。

飽きずにマテ貝を全部食べ切れそうですよね。

まとめ

マテ貝の潮干狩り、ニッチなレジャーだけど、コドモも簡単にできて盛り上がりそうですね。

まとめると…

  • マテ貝って?そうは見えないが、アサリと同じ2枚貝。住処もアサリと同じ。
  • マテ貝の潮干狩りには、「シャベル」「かご」「塩」が必須。この塩がマテ貝潮干狩りのポイント。
  • マテ貝の処理方法:アサリに準ずる
  • マテ貝マニア推し料理法は、「刺身」
  • 他のマテ貝の調理法:しぐれ煮・炊き込みご飯。酢味噌和え・天ぷら・ガーリック&オイスターソース炒め・シーフードカレーなど

大混雑の潮干狩り場を避けて、干潟っぽいところや比較的波の穏やかな、ちょっと泥っぽい砂浜でマテ貝住処探しからやってみるのもいいかも知れませんね。

潮干狩りの新しい波、マテ貝。ぜひお試しを。バター炒めも天ぷらも美味しいですよ。

カテゴリ: 食関連