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家庭訪問が玄関先?!昭和な私たち世代は困惑…どうしたらいい?

年末年始の帰省で、久しぶりに学生時代の友人たちと女子会。近状報告から始まり、かなり盛り上がりました。その時に、昭和な私たち世代には驚きの事実を知りました。

私は子供がいないので全く知らなかったんですが、最近の家庭訪問は玄関先で先生と立ち話がフツーなんですね。先生と立ち話って、失礼じゃ…と思ってしまうのは、私たちが昭和だから?!

この時の女子会は、子供のいるママが一番聞きたいだろう現役の小学校教諭もいて、この話がなかなか盛り上がりました。ママたちは、先生に聞きたいコトがいっぱい。初めての家庭訪問のママたちは、どうしていいかかなり困りますよね。

そこで「家庭訪問は玄関先?!」、どうしたらいいの?昭和な私たちの疑問を現役先生にぶつけてみました。ちなみに、答えてくれたのは、小学校教諭歴約20年のややベテランさっぱり女子先生です。

 

本当に玄関先でいいの?

昭和ママとしては、自分達が経験したような先生をリビングにお通ししてじっくりお話し。場合によっては、子供部屋も先生に見てもらう。みたいなものこそ、家庭訪問だと思っていました。

でも、今は学校からの通達で、「家庭訪問は玄関先で○分ほど、お話を伺います。茶菓は不要です。」のような内容がくる学校がほとんどだとか。

現役先生曰く、「学校からそうお願いしているから、それでいいでしょ?」とのこと。スケジュールが玄関先の立ち話前提に作られているし、実際のところ、先生はかなり忙しいので、そのほうがありがたいらしいです。

 

彼女が言うには、学校により多少の考えの差はあるかも知れませんが、今の家庭訪問の目的は、家の場所の確認と通学路の確認がメインなのだそう。それであれば確かに、玄関先でいいのかも知れませんね。

むしろ、長話は先生のお邪魔や次に訪問する家庭にご迷惑になる可能性もありますね。学校によっては、「家庭訪問」という言葉を使わず「玄関訪問」としているところもあるのだとか。

 

本当に茶菓はいらないの?

この点については、私も昔から家庭訪問の先生は全部の家庭で茶菓が出て、残すこともできないだろうし、それはそれで大変だろうな。と思っていました。そう考えると、家庭訪問が玄関先の前提であれば、1日に訪問する家庭の数も多くなるハズ。ますます大変。

女子会の現役先生、そこのところはどうなの?と聞いてみて、ふと思い出したのは、彼女はどちらかというと潔癖なこと。茶菓がどうのよりも、玄関で飲み食いをするっていうことが、私は気になる。そもそも学校側から辞退しているのに…。と、予想通りの答えでした。気を使ったつもりでも、人それぞれの考え方があるので、結果的に微妙になってしまうこともあるんですね。

女子会にいたややベテランママたちは、お菓子は出さなかったけど、お茶を出したというママはいました。

 

本当に立ったままでいいの?

これも先生を迎えるママとしては悩みますよね。だからと言って、どこの家庭でも玄関先に座れるような台や椅子を置くスペースがあるとは限らない…。たったの数十分なので、先生的には立ったままで十分とのこと。

ただ、先生の彼女の経験では、自分は立ったままのスペースしかないのにママが膝をついてお話をされると、たたきが低めのバリアフリーに近い家庭では、ちょっと居心地が悪い時がある、と。この時は、失礼な体勢だけど、たたきに膝をついて、彼女が目線の高さを合わせたそうです。

ここで突然、「マナー講師的にはどうなの?」と、玄関先家庭訪問の経験のない私に話がふられました。

一番は、ママも先生も居心地の悪くないことだと思います。玄関先のスペースや作りはいろいろあるので、一概に正しいマナーはこれ!とは言えません。が、挙げるとすれば、日本には昔から「左上右下」(さじょううげ)という考え方があります。

左側が上座、右側が下座という意味です。これを玄関先に当てはめると、ママがうちの中を背に玄関ドアに向かって左側に先生に立ってもらう、先生から見て左側にママが立つようにするのがいいかも。

 

やっぱりしっくりこないママはどうする?

ママによっては、いくら学校の通達とは言え、玄関先での家庭訪問はどうなのかしら?と思う方もいますよね。

実際、女子会にいた先生の学校でも通達を出しているけど、リビングまで通された(入った)先生もいるそう。じゃ、どうしたらいい?となるワケです。

「もしよければ、リビングでお話しませんか?」と一度、先生にきいてみてはどうでしょう?そこで先生が断られたら、その先生は玄関先のほうがいいと判断してお話を始めないと、時間がもったいないですよ。

お茶をその場でお出ししないで、先生の帰り際に「もしよろしければ移動中にお召し上がりください。」と一言添えてペットボトルのお茶を渡すのはどうでしょう? 先生がお断りになっても、無駄にはなりませんよね。

玄関先家庭訪問のちょっと怖い話。女子会出席ママの中にマンション在住のママがいて、玄関先家庭訪問の話の内容がお隣に聞こえていたことがあるそうです。マンションの場合、大切な話は注意が必要な時もあるかも!ですね。

 

まとめ

先生もご年配の方もいれば、若い方もいます。一概にこれが正解!というのが、なかなか言いいにくいところではあります。

学校から「家庭訪問は玄関先で。茶菓は辞退。」と通達があれば

  • 玄関先でOK。一度だけ「入られませんか?」と聞いてみる。
  • 茶菓も不要。帰りにペットボトルで渡してみては?
  • 立ったままでOK。気になるママは、「左上右下」を意識してみては?

先生曰く、今は各ご家庭で考え方がいろいろですよ。とのこと。

先生と家庭、お互いが心地いい家庭訪問が一番ですね。

カテゴリ: 人間関係