先日、高校時代の先生と同級生数人と、こじんまりクラス会がありました。
年に数回会うこの先生は新卒で私たちがいた高校に着任したので、今となってはあまり年の差を感じません。
とはいえ、今でもご縁があるのは、私にとって、この先生が人生で初めて会った「人格者」だからです。
社会に出て、歳が離れた「まさに人格者!」という方にもお会いしたけど、この先生は印象深いんです。
当時、「こんな人になれたらいいな~ぁ。」と思っていたけど、人格者には程遠い。ちょっと心を入れ替えて、頑張らねば!
もう一度、「人格者」についておさらいして、どうしたら成れるのかまとめます。
「人格者」って、どういう人?
ふと、そういえば「人格者」の意味を辞書で調べたことがないな。と思い立ち、調べてみました。
“すぐれた人格の持ち主”とか“すぐれた人格の備わっている人”と、これでは意味が分からない。たまにありますよね、辞書で調べたのにもう一度調べないといけない羽目に陥ることが。
「人格」を辞書で引いてみるべきだったんですね。「人格者」にあてはまる「人格」の意味は、
すぐれた人間性。また、人間性がすぐれていること
人柄。品性
個人のもつ一貫した行動傾向・心理的特性。「性格」と同義に用いることもあるが、知能をも含めたより広義の概念
など。
なるほど。ここから、私なりに「人格者」の意味を考えると、「人よりも立派な人で、人間性が素敵なだけでなく、品性も知性もあり尊敬できる人」というところでしょうか。
人格者の特徴とは?
尊敬できるっていうのが「人格者」のポイントですね。
私の周りにいる「人格者」を思い浮かべながら、どんな特徴があるか考えてみます。
■とにかく気配り上手
男性でも女性でも、日常だけでなくビジネスの時だって、「人格者」には気配りが上手な人が多いです。
顔色が悪い人に気がついて声を掛けたり、仕事が遅れがちな人を見つけてフォローしたりと、いつそこまでみてるの!?と驚くほどだったりします。
■とにかく優しい
優しいといっても、ただ優しいだけではありません。相手のことを考える思いやりを持っているのです。
例えば、仕事においては多少の厳しいことも言いますが、その言葉からはただ厳しいだけでなく、「ここでちゃんとやらないと、後々困りますよ」っていう気持ちがくみ取れるのです。厳しいことでも、普通の人がいうのと「人格者」がいうのは、響き方が違います。使う言葉や敬語も、他の人よりワンランク上な気がします。
■とにかく知識量が豊富
ビジネスだけでなく、一般常識などについても、「人格者」はかなり博識な人が多いと思いませんか?
「あの人に相談した、いい解決法があるかも!」とか「この人に聞けば、きっとわかる!」とか、安心感と信頼感にも繋がります。
■とにかくいつも穏やか
喜怒哀楽ははっきり伝わってくるのに、「人格者」の人はいつも穏やかな印象です。感情が安定していて、周りの人も穏やかにしてしまいます。
そういえば、いつもいいことばかりではないはずですが、「人格者」から負のオーラも感じませんよね。
■とにかく勉強好き
ガリ勉という意味ではなく、常に新しい情報や知識を取り込んでいるのも「人格者」です。私が知るご年配の人格者には、超ガジェット好きな方がいて、私よりもずっと知っていて、いつも教えてもらいます。
「人格者」になろう!
ざっと思いつくままに「人格者」の特徴を挙げてみました、私にはまだまだ遠い「人格者」の道…。
でも、今から少しでも近づくために何ができるでしょうか?
あくまでも、私が思うところです。
■ボキャブラリーと敬語の勉強をしよう!
気配りも優しさも、添える言葉・伝えるスキルが大切です。「人格者」を目指すだけでなく、大人としても正確な敬語を使いこなして、豊富なボキャブラリーで誰とでも上手にコミュニケーションをとれるようになりたいものです。
■ほめ上手になろう!
褒められて、嫌な気分になる人はいないはずです。いきなり気配り上手になるのは難しくても、褒めることを意識するならできそうですよね。相手を褒めるのは、その場の空気感もよくできます。
■ネガティブオーラを封印しよう!
感情のコントロールはだいたいできても、負のオーラまでコントロールできている人は少ないのではないでしょうか?ネガティブなことは、できるだけポジティブな考え方で乗り越えて、怒りやイラつきなどのオーラを封印したいものです。
まとめ
いつかはなりたい「人格者」ですが、そこまでの道のりは、やっぱりまだ遠いかも知れません。それでも、今日から少しずつ意識を変えていくことならできそうです。
まとめると…
- 「人格者」とは、人よりも立派な人で、人間性が素敵なだけでなく、品性も知性もあり尊敬できる人!
- 具体的な「人格者」の特徴は、気配り上手、優しい、知識豊富、穏やか、勤勉!
- 「人格者」になるには、まずはボキャブラリーと敬語の勉強、ほめ上手になる、ネガティブオーラは封印!
今は「人格者」じゃないけれど、いつかは誰かに高校の時の先生みたいに「人格者」と思ってもらえると嬉しいですよね。