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いくらは何歳から食べれる?ママさん必見、子供のアレルギー問題

寿司屋などに家族で行った時、よく出てくるいくら。

おいしいですし見た目も鮮やかなので食べる機会も多いのでは?

果たしてこのいくら、赤ちゃんでも食べられるんでしょうか。

生ものですし、赤ちゃんの胃に入った時にアレルギー反応などが起こってしまわないか心配ですよね。

今回はそんないくらをいくつから食べられるの?というギモンにお答えします。

赤ちゃんでもいくらを食べられるの?

いくらは魚の卵ですね。ということで、お刺身と同様とる時には注意が必要です。

また、食塩が多く含まれていることも大きな注意ポイントになってきます。

子供の食塩の目標量(一日あたり)は・・

  • 1~2歳男児:3.0グラム未満
  • 1~2歳女児:3.5グラム未満
  • 3~5歳男児:4.0グラム未満
  • 3~5歳女児:4.5グラム未満

大匙一杯分(約16グラム)いくらに含まれる食塩量は、約0.4グラム。つまり、一日にとるべき目標量の1割前後を占めているんですね。たった大匙一杯で1割なので、これはかなりの量といえます。

市販のいくらを100グラム摂取したら食塩を2.3グラムとることにもなると言われているので、高い塩分量がある点で、あまり赤ちゃんには適していないようですね。

いくらは何歳から食べれる?

それでは、いったい何歳から食べさせたらよいのでしょうか?

諸説ありますが、2歳を過ぎたら白身や赤身の刺身はOKで、いくらもそれぐらいの年齢から食べてOKです。

ただし、「卵アレルギー」のお子さんに食べさせるのはNGです!これだけは守るようにしてくださいね。

ちなみに、いくらアレルギーのお子さんの場合、ほかの魚の卵でもアレルギーが起こる確率が高いので、同じように注意が必要です。

ししゃもの卵やたらこなどは、与えないようにした方がいいかもしれません。

いくらを食べてこんな症状が出たらアレルギーかも

いくらアレルギーの場合、こんな症状がでると言われています。

  • 激しい嘔吐
  • じんましん
  • 唇や口の中のただれ・腫れ

いくらを摂取してからこんな症状が出た場合には、いくらアレルギーであることを疑ったほうがいいかもしれません。

一度アレルギー症状を出してしまうと、大人になってもいくらを食べられなくなるなどのケースもあるので、やはり判断は慎重にしていきたいものですね。

いくらを食べるメリットについて

ここまで、いくらを食べることの危険性について主に書いてきましたが、一方でいくらを食べることにもたくさんのメリットがあります。

ここではそんなメリットを何点か紹介したいと思います。

①DHA・EPAがたくさん含まれる

いくらには多くのDHA・EPAが含まれています。これらの栄養素を多く含むイワシやサンマ以上に多くの割合が含まれているとも言われます。

DHA・EPAは必須脂肪酸(食品からとるべき脂肪酸)の一つで、動脈硬化や高血圧など、生活習慣病予防にもなります。また、脂質代謝も活発にしてくれるので、内臓脂肪の蓄積を抑制する効果も期待できます。

②豊富なタンパク質:コレステロール低下にも

DHA・EPA以外にも、栄養素がいっぱいのいくら。たんぱく質も多く含んでいます。

たんぱく質とDHA・EPAを一緒にとることで、コレステロール低下や中性脂肪の低下につながると言われています。

③抗酸化作用をもつ

いくらのあの赤い色は、「アスタキサンチン」といって、抗酸化作用がとても強いと言われています。

様々な病気を引き起こすと言われている活性酵素などの攻撃から身体を守ってくれる働きがあります。

このように、いくらは数多くの栄養素の宝庫と言っても過言ではないぐらい、からだにいいこと尽くしの食材だということ、お分かりいただけたでしょうか?

その他の生ものは何歳から?

ここでついでに、いくら以外の生ものについても簡単にまとめておきます。

・お刺身全般

時間がたてばたつほど鮮度がおちて細菌が増えてしまうお刺身。乳幼児だと細菌への抵抗力がきわめて低いので、食中毒を引き起こすおそれがあります。

やはり中心まできちんと加熱して殺菌してから食べさせるのが安心。離乳食解禁後の1歳半から2歳以降に食べさせるようにしましょう。

いきなり大量に与えるのではなく、少しずつからトライしてみてください。

・たい

白身魚の中でも淡白なので、かなり初期から食べさせてOK。

・たら

アレルギーの危険性があるので、9か月以降~からが目安。塩気のすくない「真だら」を選んで買うようにしてくださいね。

・ひらめ・かれい

淡白でとくにくせもないため、生後5か月ぐらいからとっても問題ありません。

骨や皮がのどを通りにくい可能性もあるので、食べさせるときは骨などをとってから与えてあげるようにしてみてください。

・鮭

脂肪分が多いので、この魚は最低でも7か月以降に与えるようにしてください。

塩分がなるべく少なそうな生鮭を買ってちゃんと火を通しきることがポイント。

・マグロ・かつお

生後9か月以降が〇。少しかための魚なので、ほぐしてとろみをつけてあげるようにしましょう。

まとめ

①いくらは赤ちゃんでも食べられるの?
…幼児初期などで与えるのはNG

②いくらは何歳から食べられるの?
…最低でも2歳以降からがおすすめ

③いくらアレルギーのチェックポイント
…じんましん、激しい嘔吐など

④いくらをとるメリットは?
…DHA・EPA、豊富なたんぱく質、抗酸化作用等、いいとこだらけ

⑤ほかの生ものは何歳から?
…マグロ・カツオなどは9か月以降、塩分のすくない鯛などは初期からOK。刺身は2歳以降がベター

整理すると、アレルギー反応が出たりする危険性もあるので、いくらなど生ものの摂取には注意が必要ということですね。

もちろん豊富な栄養素も含まれているいくらですが、最初は少量から、様子を見ながら与えてあげるようにしてください。

また、魚の卵以外の普通の魚はまだ安全性が高いので、きちんと火を通してあげてから与えるようにしてくださいね。

カテゴリ: 食関連