我が家の脱衣所から、ものすごく連続のくしゃみが聞こえる今日この頃。このくしゃみは、母に違いない。ウチの母のくしゃみは、おじさんか?とツッコみたくなるほど男前なくしゃみで、父のくしゃみより立派です。
そんなことよりも、気になるほど連続で、しかも脱衣所で、ここ何日も続いているくしゃみ。花粉症でもないし、鼻炎でもないのに、どうしてお風呂上がりだけくしゃみが止まらないのか…。
はじめは家族で大笑いしていましたが、こう続くと辛そうで可哀想です。なんとかしてあげたい。
というわけで今回は、お風呂上がりに出るくしゃみについて、その原因と治し方を紹介します。
風呂上がりのくしゃみの原因は寒暖差アレルギー?!
寒い外から暖かい室内に入った時や朝布団から出た時に、連発でくしゃみをするのは、寒暖差アレルギーだというのは聞いたことがあります。でも、風呂上がりのくしゃみも寒暖差アレルギーの可能性があるそうです。
寒暖差アレルギーは、温度の差でアレルギーが出てしまう=くしゃみが連発してしまうのです。「血管運動性鼻炎」という名前も持つんですよ。
ウチの母の場合にはくしゃみがアレルギー症状として出ましたが、人によっては、鼻水・鼻づまりが起こる人も。温度に慣れてしまえば、症状は止まります。
寒暖差アレルギーの原因は?
原因は、主に「自律神経の乱れ」と言われています。
また、通常は自律神経が対応できる温度の範囲は、±7℃。あまりにも温度の変化が激しいと、自律神経が変化を感じ取り、危険だと見なして警告としてくしゃみをさせるのです。
風呂上がりのくしゃみの対処法は?
まずは、一番簡単そうで早く結果が出そうなのは、お風呂上がりの脱衣所をもう少し暖かくしてあげる=温度差がなるべくないようにしてあげることです。小さな電気ファンヒーターを使えば、コントロールしやすいですよね。
それから、自律神経そのものの乱れを整えてあげるのが、根本的な対処法になります。あまりストレスがかかるような生活を避けるのが一番ですが、なかなか難しい場合もあります。
自律神経には、食生活の影響も大きいので、食べ物を見直すのもいいですよ。意識して、ビタミン・ミネラルを取りましょう。野菜やフルーツ、魚や海藻をメニューに積極的に取り入れたり、サプリメントを摂るのもいいです。
また、腸内環境を整えるのも、自律神経に効果的です。腸内環境と言えば、ビフィズス菌いっぱいのヨーグルト、他には乳酸菌飲料やチーズ、納豆や味噌などの発酵食品も腸にいいんですよ。
母が発見、お風呂上がりのくしゃみを止める方法
くしゃみでなく、性格も豪快なところがある母。ある日、自慢げに「くしゃみ、止められるようになったんだよね!」とのこと。
連発でくしゃみをしていたら鼻水が出てしまい、でもまだ着替えているので、苦肉の策としてティッシュを鼻に詰めたそうです。
そしたら、ぴたりとくしゃみが止まって、「気のせいかな?偶然かな?」と、次の日もお風呂から脱衣所に出て、まずはティッシュを試したそう。すると、やっぱり止まったのだとか。
調べてみると、これは効果があると思えます。根本的な改善にはならないですが、その場の症状は抑えられます。
寒暖差アレルギーは一種の鼻炎で、鼻からの温度差のある空気が入るのが、一番くしゃみに繋がりやすいのです。だから、母は、その冷たい空気の侵入口を無意識だったけど、うまくふさいだことになるのです。
ひとりしかいない自宅のお風呂だから、上がってすぐにティッシュを鼻に詰めるという荒業が有効ですが、温泉やスーパー銭湯などの人の目がある脱衣所ならば、マスクをつけるといいかと思います。まぁ、温泉などは脱衣所もかなり暖かくしているので、寒暖差アレルギーの心配もないと思いますが。
風呂上がりのくしゃみの他の原因
他にもいくつか考えられるくしゃみの原因があります。寒暖差アレルギーは、アレルゲンがない鼻炎です。お風呂にあるものがアレルゲンになって鼻炎を引き起こし、くしゃみが止まらないことがあります。その場合には、たいてい目のかゆみや充血を伴います。
■カビ
アレルゲンになりやすいカビは、お風呂の中だといろいろなところに潜んでいる可能性があります。また、一定時間を経過してからでないと症状が出てこないので、たまたまいつも風呂上りのタイミングでくしゃみが出ることもあります。しっかり掃除してみましょう。カビ用の燻煙剤も有効ですよ。
■ヒスタミン
諸説ありますが、43℃以上のお湯に入るとヒスタミンが分泌されやすいと言われています。ヒスタミンは、アトピー性皮膚炎、花粉症やアレルギー性鼻炎の原因物質と言われています。暑い過ぎるお湯につかるのを止めると、くしゃみが止まるかも知れません。
他にもアレルゲンになりそうなものは、脱衣所にたくさんあります。
あまりにもひどい場合には、お医者さんに相談するのがベストです。
まとめ
風呂上がりの一時的なくしゃみであれば、なんとか対処できそうです。食生活の改善は、健康にもいいし、是非母にやってもらわないと。
まとめると…
- 風呂上りのくしゃみは、寒暖差アレルギー
- 寒暖差アレルギーの原因 : 自律神経の対応温度は±7℃、自律神経の乱れも原因
- 対処法 : ①脱衣所の温度をコントロール②ストレスのコントロール③食生活の改善(ビタミン・ミネラルを摂る、腸内環境の改善)
- 母が発見したくしゃみの止め方は、ティッシュを鼻に詰めますが、マスク着用でOK
- 他に考えられる風呂上りのくしゃみの原因 : ①カビ②ヒスタミン
- 他にも考えられる原因は多数
例えば、金属やホコリもアレルゲンです。アレルギー科に行けば、一気に自分にとってのアレルゲンがわかるので、風呂上りのくしゃみ以外のアレルギーにも悩んでいるなら行ってみるのもオススメですよ。