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鼻が原因で口臭が!?私が1週間の鼻うがいでスッキリした方法

以前から、鼻や耳があまりよくない私は、風邪ぎみになると悩まされる症状があります。それは、鼻水がのどや口に逆流してくるような感覚です。そして、それが臭うような気がしてしまうのです。

この鼻水が逆流してくる現象は、後鼻漏という症状で、放置しておくと副鼻腔炎(ちくのう)の原因になるんだとか…。恐ろしいことに、臭う気がしてたのは、本当に臭っていたのです。しかも口臭が臭くなっていたのです。はっきり言って、そこまで臭いとは思っていませんでしたが、他人に指摘されて気がつきました。

速攻でかかりつけの耳鼻科へ。

そこで勧められたのが、鼻うがいでした。慣れるまではちょっと戸惑うこともありますが、安全に鼻うがいをできるようになって、1週間ほどでこのいやな症状とも口臭ともおさらばできます。

 

鼻うがいが口臭予防につながる理由

一般的に言われている鼻うがいの効果とは、どんなものなのでしょう?

  • 花粉やほこりなどのアレルギー物質による鼻炎や花粉症
  • 副鼻腔の炎症=副鼻腔炎(蓄膿症)
  • 鼻水がのどに流れる後鼻漏
  • 風邪の予防

私の場合は、後鼻漏だったのです。口臭は後鼻漏からきていました。

鼻から水分が口の中に流れ出たり、鼻水が喉に貼りついたりしているような感覚があり、これが後鼻漏でした。鼻水が喉に流れ出て、のどは炎症を起こします。確かに、痰もひどかった…。この痰や鼻水が気管の奥に溜まったままになってしまいます。これは細菌のかたまりなので、どんどん細菌が繁殖していきます。

これ自体が悪臭を放つようになることもありますが、鼻が詰まっていることが多く、無意識のうちに口呼吸になっていたのです。

口呼吸をすると口の中が乾き、口の中の細菌を洗浄してくれる役割を果たしている唾液が少なくなり、さらに口臭が強くなりやすい状態になります。

なるほど。こんな理由で後鼻漏から口臭が悪くなっていたんですね。ということは、鼻から喉にかけて清潔にできれば、口臭予防になるわけですね。

 

正しい鼻うがいの方法

では、ドクターにすすめられた鼻うがいを実際にやっている私の方法を説明します。

まずは、準備する水について。これは大切です。

鼻うがいに使う水は、生理食塩水に近いものを自分でつくっています。薬局で生理食塩水は売っていますが、高くついてしまうので、私はいつも手作りですよ。食塩水を使うことで、プールやお風呂で感じる、鼻のツーンとした痛みを感じなくなります。体液に近い塩分なので、浸透圧も同じくらいになり、あのいやなツーンがなくなります。また、水温は体温と同じくらいにしたほうが、私が思うのには鼻うがいしやすいと思います。

水道水ではなく、ペットボトルの水か浄水器を通したものを使いましょう。

  1. 100ccの30~40度くらいのぬるま湯に約1g程度のお塩をいれます。
  2. スポイトかストローをうまく使って生理食塩水を取ります。
  3. 顔を天井に向けて、生理食塩水を鼻に流し込みます。
  4. この鼻から入れた生理食塩水を喉に通して、口から吐き出します。
  5. これを3、4回繰り返して、反対側も同じ用意します。

最初は、嗚咽が出たり、途中で勢いよく吐き出してしまったりする場合もあるので、水の量を少量から始めるといいと思いますよ。無理は禁物です。

慣れてきたら、スポイトやストローではなく、洗面器から直接鼻で吸い込むこともできるようになります。

 

鼻うがいの注意点3つ

  1. 食塩水は正しい濃度と温度でつくること。

体液と同じ塩分にするので、塩分濃度は0.8~0.9%が目安です。温度は人肌。鼻うがいの方法でも説明しましたが、この水の濃度は痛くないためと効果的な鼻うがいになるようには、本当に大切なことです。

知らないと危険!?鼻うがいを水道水でする際の注意点

 

  1. 鼻うがいをした後に、強く鼻をかまないこと。

万が一、食塩水が鼻の奥に残っている状態で鼻をかんでしまうと、粘膜が炎症を起こしてしまう場合があります。

 

  1. 鼻うがいの水、途中でつばを飲まないように注意。

飲み込んでしまう途中に、耳に流れ込んでしまって、中耳炎の原因になることがあります。

 

このように、鼻うがいには注意点があるので、ドクターによっては、鼻うがいには反対のドクターもいます。私のかかりつけドクターは、鼻うがいをすすめていらっしゃいましたが、自分で始める前に、できればドクターに相談するのをおすすめします。

完全に鼻の奥で鼻水がたまってしまっている蓄膿症には、大きな効果は望めないかもしれません。

 

まとめ

鼻とのどの境界を上咽頭といいます。ここにたまった鼻水が口臭を引き起こしている場合もあります。それをすっきり洗い流すことで、私の場合は、1週間で口臭が消え、後鼻漏もおさまりました。後鼻漏が原因の口臭予防として、とても効果的な方法なのではないかと、私は感じていますよ。

幸い、軽症な後鼻漏だったようなので、それ以来毎日は鼻うがいをしませんが、風邪っぽい時とか、気になった時にはしています。

■鼻うがいは、後鼻漏が原因の口臭予防に効く。

後鼻漏により、口臭の原因の上咽頭にたまった鼻水を洗い流す。口臭の原因のもうひとつ、口呼吸の防止にもなる

 

■正しい鼻うがいの方法

  1. 100ccの30~40度くらいのぬるま湯に約1g程度のお塩をいれます。
  2. スポイトかストローをうまく使って生理食塩水を取ります。
  3. 顔を天井に向けて、生理食塩水を鼻に流し込みます。
  4. この鼻から入れた生理食塩水を喉に通して、口から吐き出します。
  5. これを3、4回繰り返して、反対側も同じ用意します。

■鼻うがいの注意点3つ

  1. 食塩水は正しい濃度と温度でつくること
  2. 鼻うがいをした後に、強く鼻をかまないこと。
  3. 鼻うがいの水、途中でつばを飲まないように注意。

口臭も鼻のむずむずも気になるものです。

上手に鼻うがいをして、すっきりしましょう。

カテゴリ: 健康