子供が小学校入学といえば、かつては「入学グッズ」の1つとしてランドセルと一緒に購入されていた学習机。
私の頃はそれがスタンダードでした。
今となっては遠く感じる昭和時代のことですが・・・。
そして平成の現在!我家でも長男がこの春入学を迎え、今度は親として私が入学グッズを用意する番となりました。
でもね、私の頃とは違ってランドセルも色とりどり、最近では学習机も買ったり買わなかったりだそうで・・・。
選択肢が増えた分だけ悩むんです!
「皆さんは学習机どうしてますか?」
「そもそも学習机って必要なの ?」
そんな根本的なところから考えなければならない今日この頃。
今回はそんな悩みの種、学習机についてお話したいと思います。
目次
学習机vsリビング学習
ここ数年、どうやら学習机を購入しないご家庭が増えている模様。
じゃ、どこで宿題をするの?→リビングでです!
これが「リビング学習」。
「お家の方の目の届くところで宿題をしよう!」ということなんです。
そうなると子供部屋に学習机ってスタイルが、必ずしも必要なくなってくるんですね。
リビング学習!学力へのメリット
リビング学習において1つ目のメリットは、
お家の方がいるリビングで宿題をすることで、学力の定着と向上に役立つということです。
まず「しっかり宿題をやっているか!」を確認できますね。
これで宿題をキチンとする習慣をつけます。
確かに子供部屋で1人で宿題と言うのは、まだ小さいお子さんには難しいかもしれませんからね。
また宿題で分からないことがあれば、
お家の方に質問をし、じっくり理解することによって学力の基礎ができるんです!
こういったコミュニケーション力も親子で宿題をしながら養われていきますね。
リビング学習!情緒面でのメリット
最近では小学校低学年まで、
なるべく家族で一緒にいる時間を作るのが
子供たちの情緒面でとても大切だと言われています。
そこで重要なのは、安心感を育むこと。
それが子供たちの心の安定だけでなく自己肯定感を生むんです。
またリビング学習は安心できる家族がいる場所で、リラックスして集中できることができるんですね。これも大切!
教員を30年以上していた父がよく言うのは、「集中力のある子は、伸びる子」です。
家族で空間や時間を共有することって、
思っているよりも子供たちの成長を促していくんですね!
こうして学習机が入学グッズリストから消えていく訳なんです。
リビングに学習机を置くというご家庭もあるようですが、スペースに余裕がなかったり他のインテリアとの兼ね合いもあるので、あまり多いとは言えなさそうです。
それに大きな買い物になりますから、
買わないで済むのであればそれに越したことはないような・・・。
この勝負、リビング学習の方が有利かも!
学習机購入の意外な理由
実は先日、幼稚園のママさんたちと係りの作業中に、学習机について話をする機会を得られました。
「学習机どうする?」
「今更かなぁ」
という私の疑問でしたが、
割と皆さん迷っていることがそこで判明しました!
仲間がいた!
そこで上のお子さんが小学生のママさんに聞いてみたんです。
先輩ママさんのお話
現在小学2年生の娘さんがいる先輩ママさん。
やはりリビング学習法を採用しているそうです。
ただ来年くらいに学習机を子供部屋に購入しようかと検討中のこと。
リビング学習法に問題があるわけではないけれど、日に日に増えていく学校グッズや本を一括で収納する場所が必要になったとか。
「それなら学習机でなくても」と思いますよね?
でも学習机という自分のスペースに、どこに何を収納して管理するかを子供自身に考えさせ、整頓・管理能力を身に付けさせたいそうなんですね。
勉強するだけが学習机の役割じゃない!
確かにそういう生活習慣を身に付けることも、子供たちにとっては大切な勉強ですよね!
それにある程度大きくなってきたら、きっと1人になりたいこともあるだろうし、「もうそろそろ準備が必要かな」と思ったんだって。
なるほど!こうやって子供の成長と共に購入時期を考えればいいんですね!
我家の学習机論争
かくいう私もリビング学習法をとろうと思っています。
長男の性格からして急に「1人で宿題をしなさい」と言っても、戸惑ってしまうだろうし、私もなるべく長男の学習傾向を把握していたいので、一緒に宿題に取り組もうと思った訳なんです。
でも「本当にそれでいいのかなぁ」という戸惑いもまだまだ残っているんですよね。
夫「子供部屋に学習机を!」
実はつい最近、我家でも夫と学習机について話をしたばかりなんです。
そこで発覚したのが、夫は実は学習机必要派。
知らなかったよ・・・。
夫は密かに子供部屋改造計画を立てていたそうです。
そうだったんだ・・・。
っていうか、そういうことは言ってよ!
夫いわく、今現在子供たちの遊び場としか機能を果たしていないあの部屋を、「宿題をはじめ作業のできる場所にしたい」というのが目的だそうです。
学習机を置くことにより、集中できる空間が子供たちには必要だと。
そして我家自体も変えていこうと・・・。
しかも正しい姿勢でなければ集中できないと、デスクワークの多い夫が主張しています。
うん、確かに・・・。
落ち着いて作業をする場所は必要だと思うよ、私も。
良い点がいっぱいのリビング学習ではありますが、そこで考慮しなければならないのは、「学習に必要な環境を整えられるか否か。」
その点学習机は長年の研究によって、子供たちの学習に最適な条件が揃っているんですよね。
「姿勢正しく学習できるか。」
「イスの高さは合っているか。」
「学習に最適な採光はできているか。」
「落ち着いて取り組める環境か。」
その辺を夫は心配していました。確かにそれも大切なことですよね。
我家の事情
しかし我家にはもう1つ考慮に入れなければいけない事情が・・・。
それが年子の次男のこと。
長男に学習机を購入したとして、物珍しさから遊び場になってしまうことが、大いに考えられるんです。
だから学習机は「学習する姿勢」が2人についた段階で、購入するのがベストなんじゃないかと思う訳なんですね。
後は机をイジられる可能性・・・。
私にも年の離れた弟がいるんですが、あの子が小さい時にどんなに頑張ってもどうしても机をイジられてしまったんです。
大切なものもあるのに、それを勝手に触られてしまう切なさ・・・。
それがとてもイヤだったんです。
だから「自分のものである」ということは尊重してあげたいですよ !
子供たちも成長と共に隠したいものやこっそり大切にしたいものも出てくるだろうし、きっとちょっとした秘密なんかも増えてきて・・・その内、野太い声で「お母さん」とか呼ばれるんだぁぁぁぁ !
小さいままでいてっ!
母心は複雑・・・。
子供たちの成長に自分も何とか対処していかねばっ!
だからその辺の分別がついた段階で学習机は準備したいと思っているんです。
けんかも増えそうだし・・・。
更に学習机の機能を果たさないまま、玩具に埋もれて行きそう!それは避けたいんです!
我家の出した結論
以上を踏まえて訴えてみたところ、夫がかなり納得しました。
という訳で、我家が学習机を購入するのも子供部屋改造計画ももう少し後になりそうです。
ただ子供の成長の中で、学習机は必要になってくると思っています。
確かに入学グッズリストからは外れつつある学習机ですが、後に大切な役割を果たしてくれるはず。
我家は子供たちの様子を見ながら、学習机の購入時期を見極めたいと思います。
まとめ
現在ではリビング学習法などから、
学習机を入学時に購入するご家庭が少なくなっています。
でも成長と共に必要になってくるはず。
学習机が必要な理由は・・・
- 自分のスペースで整頓、管理をする勉強になる
- 1人になりたい時や秘密にしたい物の隠し場所に
- 1人で集中して作業ができる環境が整いやすい
- 落ち着いて作業ができる
- 子供たちが正しい姿勢で学習しやすい
- 採光問題も解決
ただ我家のように家庭の事情もあるでしょうし、色々なタイミングを計って購入するのがベストです !
以前のように必ずしも入学時に購入するものではなくなった学習机。
買わないという選択肢が増えただけ、確かに悩みの種ですね。
でも購入のタイミングを見極めるためには、子供たちを見つめることが必要になります。
それも成長を実感できる良い機会になると思いますよ。