大切な提出書類や履歴書は、ボールペンで手書きが基本です。じっくり時間をかけて、丁寧に書き上げて…一番大切なのは、最後の見直し!ですよね。それなのに…
「あーっ!ひと文字だけ間違ってる!!」っていうことないですか?修正テープで直すわけにはいかないのに。
そんな時、あなたはどうしますか?
紙にボールペンで書いた字の消し方をまとめます。
消し方1 : 砂消しって知っていますか?
ある程度の年齢層の人には知名度が高い“砂消し”ですが、今では知らない人も多いようです。
砂消しはボールペンの字を消すことに特化した消しゴムです。その名の通り、砂を混ぜている消しゴムなので、その摩擦で紙を削り取ります。
消しゴムといえば“MONO”シリーズですよね。そのMONOの砂消しもありますよ。
ぺんてるからも同じようなものが出ていて、こちらはスリムなペンタイプなので、胸ポケットでもペンケースでもおさまりがいいですよ。
会社や家にひとつあると、とても便利です。
消し方2 : 液体のボールペンインキ消しって知っていますか?
仕事柄、ボールペンの字を修正テープなしに消したい人やお子さんのいるご家庭の人には、意外と有名な液体のインキ消しがあるんです。ガンヂーというメーカーのもので、2つの液がひとつのセットです。
透明の1液をガラス棒で塗って、余分な液を付属の吸い取り紙でとります。そして、青い2液をまた付属の紙でふき取ります。これでボールペンの字は消えるはずですが、消えなければ同じことを数回繰り返すのみ。科学の実験のようですね。
インクを漂白して落とすような感じなので、紙を傷つけることもありません。
お子さんが壁紙にボールペンで書いてしまった字や絵など、比較的広範囲なものにも使えるのもいいですね。(ただし、壁紙の素材によっては消すのが難しいものも。)
ちなみに、このガンヂーのインキ消は万年筆用もあるので、愛用者の方は是非つかってみてください。
消し方 3 : 特別なものは要らない!カッターを使う方法
消し方1と2は事前の準備が必要なので、「あっ!」と思った時には手元にないかも知れませんよね。そういう方には、カッターと根気があれば、紙に書いたボールペンの字は消せます。
原理としては、砂消しと同じで“紙の表面とボールペンのインクを削りとってしまう”方法です。
用意するものは、カッターと根気強く取り組む気持ちです。
カッターの刃とは反対の部分で、ボールペンで書いた間違った字を削り取ります。くれぐれも慎重に取り組まないと、紙がすぐに破けてしまいます。じっくり、ゆっくり、そっと、少しずつ削ります。
削り取る部分にインクの塊なんかがついてて、紙の裏の方までしみているときには、この方法では消せないと思った方がいいでしょう。
そういう時には、先ほどの液体インキ消が有効です。
また、紙の厚さ…というか質によって、使えない方法なこともあります。どうかな?と迷った時には、同じ紙で試すか、目立たない端のほうでお試ししてみてください。
紙に傷をつけたくない時の消し方
砂消しやカッターを使う方法は、紙を削るが故にどうしても傷がついてしまいます。本当に大切な書類の場合には、紙に傷がついてしまうのは困りますよね?見栄えも悪くなってしまいます。
一番のおすすめは、やはり書き直しですが、その時間がない時には正しい方法で訂正しましょう。
間違ったところに2重線をひき、その右上に2重線にやや印鑑がかかるように訂正印を押します。そして、訂正印の左側=2重線の上に、正しいものを書きます。
この時、
- 訂正印に使う印鑑は、その書類で使うものにします。他に印鑑を使わないのであれば、適当なものでOKです。ただし、正式な書類では、小さい訂正印の使用が認められないこともあるので注意しましょう。
- この訂正方法は、書類ひとつに1か所のみにしましょう。
まとめ
ボールペンで紙に手書きした字がひとつだけ間違っていて、すべてが台無しになってしまうのは悔しいですよね。どうせダメになるものだったんだし、との覚悟で、自分で消してみてはいかがでしょうか?うまくいけば、儲けもの!ですよ。
◆紙に書いたボールペン字の消し方
- 砂消しで削り取る
- 液体インキ消で吸い取る
- カッターとやる気、根気で削り取る
◆紙に傷をつけたくない時の消し方(訂正方法)
- 2重線に訂正印、線の上見やすいところに正しいものを書く
カッターで削りとる根気がそうそう発揮できないけど、間違いはよくやってしまうので、私はインキ消を買います。