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知らないと怖い!アイスって本当に消費期限が無いの?

アイスって消費期限が無いんだよ!なんてママ友から聞いたりしたことってないですか?

今アイスが冷凍庫にある方は確認してみてください。

ほとんどの場合、アイスに消費期限は記載されていないはずです。

ですが家族、特に子供が口にすることが多いアイスなので、本当に消費期限が無いのか、適切な保存方法も知ったうえで、安心して与えたいですよね?

今回はアイスの消費期限について記載がないカラクリと、適切な保存方法についてご紹介します。

また他の食べ物でも役に立つ、賞味期限と消費期限の違いについてもお伝えしますので、家族の食を管理する主婦やママは、絶対に読んでくださいね。

1.冷凍保存の適切な温度

そもそもアイスだけでなく、冷凍保存の適切な温度ってご存知ですか?

冷蔵庫を買った時のままの設定で気にしたこともないという方多いと思います。

日本冷凍食品協会の自主基準ではマイナス18℃。国際的な食品規格でもマイナス18℃となっています。

この温度以下であれば、怖い細菌の繁殖や食品の酸化や酵素反応を抑えられるためです。

冷凍食品として売り出すために急速冷凍されたものであれば、マイナス18℃以下で保存すると約1年間、風味等ほぼ元の品質を維持できるそう。

冷凍の技術ってすごいですね!

ですがご家庭用の冷凍庫には落とし穴が…

実はJIS規格でツースターの冷凍室は、マイナス12℃になっているんです。

スリースター、フォースターの冷凍室であれば、マイナス18℃になります。

ちなみに私もあわてて確認しましたが、うちの場合スリースターで冷蔵庫の扉部分内側のシールに書いてありました。

ほとんどの場合スリースターかフォースターなのですが、気になる方はチェックしてみてください。

さて適切な冷凍保存の温度についてわかったところで、次に意外と知らない賞味期限と消費期限の違いについて見ていきましょう。

2.賞味期限と消費期限の違い

賞味期限や消費期限ってどっちみち期限だから過ぎたら捨てちゃってるという方いませんか?

実は私もちゃんとその意味を知るまではそうでした…

ですが表示されている保存方法の通りに保存した時、消費期限は、「食べても安全な期限」で、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」なのです!

なので賞味期限であれば、期限を過ぎた後でも、匂いや見た目での自己判断で食べることも可能になります。

確かに子供のころ、お母さんやおばあちゃんがクンクン嗅いだ後「OK!」だったら食卓にあがっていたような。

お腹壊したくないよ~なんて思っていましたが、こういうわけだったんですね。

また賞味期限か消費期限どちらを記載するかは、その食品の劣化のしやすさで決まります。

例えば劣化しやすいお弁当やサンドイッチなどは消費期限、劣化しにくいカップ麺やスナック菓子などは賞味期限になります。

ではアイスはどちらになるのでしょうか?

さて、次からはいよいよアイスクリームに消費期限はあるのか?をご紹介します。

3.アイスには消費期限はあるのか

アイスは劣化しにくい食品なので、消費期限ではなく賞味期限になります。

ですが法律で、以下の理由で市販のアイスには賞味期限の記載をしなくてよいことになっているのです。

  • アイスクリームは通常マイナス18℃(倉庫ではマイナス20℃)以下に保存されるので、保存中の変化は極めてわずかであり、人の健康を損なうような危害の発生は考えにくい。
  • 原料の品質基準が乳等省令で厳しく規定されているので、安全で、長期間品質が劣化しないと考えられる。

ですがもちろん10年前のアイスを美味しく食べられる…というわけではありません。

実はこのマイナス18℃の維持がミソなんです!

先ほどご紹介した通り、スリースター以上の冷凍室であればマイナス18℃ではあるのですが、開閉が多かったり、熱いものをそのまま冷凍室に入れてしまうと庫内温度が上がってしまうんです…

それこそ子供がアイスどれにしようかな?なんて選んだり、朝のお弁当でバタバタ何回も開け閉めしたりしますよね?

それで庫内温度が上がり、表面が溶けて再冷凍したりして適切に冷凍保存できなくなってしまいます。

要するに賞味期限の記載は無くても、ご家庭での保存条件によって、ずっと食べられるわけではないということですね。

なら、適切な保存方法と美味しく食べられる保存期間が気になりますよね?

4.適切な保存方法と保存期間

では最後にアイスの適切な保存方法と保存期間について見ていきましょう。

先ほどもお伝えした通り、とにかく庫内温度を上昇させないことが大切です。

そのために開閉をへらすよう意識したり、冷凍室内を整理して開けている時間を短くするようにしましょう。

またアイスって臭い移りがしやすい食べ物。

なので臭いのきつい食べ物は冷凍室に保存しないようにしたり、保存するのであれば密閉容器やフリーザーバッグに入れるようにしましょう。

実は私、玉ねぎをラップに包んでそのまま冷凍庫に入れて、アイスに玉ねぎの臭いがついてしまったことがあります…

玉ねぎの臭いのバニラアイスはキツかったので、みなさんは気を付けてくださいね!

また保存期間については、未開封のアイスを美味しく食べるのであれば、1ヶ月を目安にしてください。

気になる開封後のアイスについては、1週間以内を目安に食べきるようにしましょう。

保存方法ですが、蓋つきのものはしっかりと蓋をしてジップロックなどのフリーザーバッグにいれるようにしてください。

もし蓋が無いのであれば、手間ですがタッパーなどの密閉できる容器に入れた後、フリーザーバッグに入れるようにしましょう。

まとめ

アイスの消費期限や適切な保存方法・期間についてまとめ

  1. 冷凍保存の適切な温度はマイナス18℃。
  2. 消費期限は、「食べても安全な期限」で、賞味期限は「おいしく食べることができる期限」。どちらを記載するかは、食品の劣化しやすさによる。
  3. アイスは賞味期限で、マイナス18℃を維持できれば劣化しにくいため、法律で記載しなくても良いとされている。
  4. アイスを保存する際は、冷凍庫内の温度を上げないようにし、未開封であれば1か月以内、開封済みのものは1週間以内に食べるようにする。

夕食後や、休日などちょっとしたお楽しみで食べることが多いアイスも、これで安心して食べられますね!

読んでくださってありがとうございました。

カテゴリ: 食関連