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小麦粉は腐る?賞味期限が切れても食べられる?

棚の奥から古い小麦粉が出てきた!でも賞味期限が切れている!

今この記事を見ている人は、そんな賞味期限切れの小麦粉を持っている人ですよね。

 

その小麦粉を食べても大丈夫なのか、それともダメなのか?

その判定は、小麦粉の保存方法によって変わってきます。

 

もちろん、最終的には自己責任!

これからお教えするポイントを、判定の参考にしてください。

まずは見た目とにおいをチェック!

今持っているその小麦粉、どうやって保存されていましたか?

開封済みで常温(冷暗所)だったという場合。

残念ですが、諦めたほうがいいかも。

未開封だったとしても、大丈夫とは言えません。

 

小麦粉は果物や野菜と違って水分がないので、「腐る」というイメージはあまりないですよね。

ですが湿気を含んでしまうと、カビが生えることもあります。

保存状態が悪いと、酸化して酸っぱいにおいを放つことも。

冷暗所で保存していたとしても、梅雨や夏を乗り越えた小麦粉は危険かもしれません。

 

まずは袋を開けて、小麦粉の状態を確認しましょう。

変なにおいはありますか?変色していたりしませんか?

普通の小麦粉と変わらず、サラサラとしていますか?

 

もしも変色していたり、カビが生えているというのならアウト。

「もったいないから食べよう!」という気持ちにもならないと思います。

においがある場合も、残念ですが食べることはやめておきましょう。

小麦粉の意外な大敵とは

とくにカビもにおいもない、普通の小麦粉と変わらない、という場合でも注意が必要です!

じつは小麦粉の一番の大敵は、ダニ!

小麦粉の中にダニがわいてしまうんです!

 

未開封だから大丈夫!なんてことはありません。

ダニは小麦粉の袋くらいなら、破って侵入してしまいます。

 

ダニは小さいので、パッと見ただけではわかりません。

よく見ると粉が動いていたり、色が薄く変色していたりすることもあるそうです。

ですが見た目には判別できない場合が多く、知らずに食べてしまう危険もあります。

 

ダニは温度・湿度・餌という3つが大好き。

小麦粉をキッチンで常温保存するということは、ダニにとって嬉しい環境なのです。

もし未開封でも長い間保存していたというのなら、ダニの危険を疑いましょう。

ダニの混入した小麦粉を食べると…

どうせ加熱するから、ちょっとのダニなら大丈夫!

そんな人はあまりいないと思いますが、とても危険なので注意して!

 

ダニアレルゲンは熱に強いので、加熱したとしてもアレルギーは防げないのだとか。

食べてしまうと、アレルギー反応やアナフィラキシーショックを起こす危険があります。

 

常温保存で賞味期限が切れている小麦粉、リスクを背負ってまで食べる必要はありませんよ。

小麦粉の上手な保存方法

では今度から、買ってきた小麦粉はどう保存するのがおススメかというと。

 

小麦粉の保存は冷凍庫が一番なんです!

冷蔵庫ではありませんよ、冷凍庫。意外だと思いませんか?

小麦粉の大敵、ダニやカビを防ぐなら冷凍庫ほど最適な場所はありません。

 

ですが、小麦粉はにおい移りのしやすい食材。

におい移りを防ぐために、しっかりとフリーザーバックに入れて保存しましょう。

二重に密封すると、よりいい状態で保存ができます。

 

小麦粉の袋をそのまま冷凍しても構いませんが、使うたびに出し入れすると結露が心配です。

結露はカビの元になるので、気をつけなくてはいけません。

 

少々面倒ですが、小麦粉を小分けにしてフリーザーバックに入れるのがベスト。

100gなどきっちり分けておくと、お菓子作りなどにも便利です。

使う分だけ取り出せば、結露の心配もありませんね。

冷蔵庫で保存する場合の注意点

小麦粉は冷蔵庫で保存している、という人も多いのでは?

私も、その一人です。

 

でも実は小麦粉の製造メーカーも、冷蔵庫での保管はお勧めしていないのだとか。

においも移りやすく、結露がつきやすいというのがその理由です。

 

あまり冷蔵庫を開け閉めしないことが結露を防ぐ一番の方法ですが、これはなかなか難しいこと。

私は一人暮らしなので、冷蔵庫をあける回数も少ないほうです。

だからというわけではないですが、小麦粉はいつでも問題なく使えています。

ですが家族が多かったりすると、ちょっと心配ですよね。

やっぱり小麦粉の保存は冷凍庫が一番かもしれません。

まとめ

・色やにおいに異変があったら処分する

・常温保存していた小麦粉にはダニがわいている可能性も

・ダニのいる小麦粉はアレルギーやアナフィラキシーショックを引き起こす危険も

・小麦粉は冷凍庫で保存するのがベスト

・冷蔵庫で保存するなら結露に気をつける

 

今あなたの手元にある小麦粉は、食べることができそうですか?

食べても後々気になりそう、気持ちよく食べることができなそうというのであれば、やめておいたほうがいいのでは。

 

小麦粉は上手に保存すれば、とても長持ちします。

買ってきた小麦粉を無駄にしないためにも、きちんとした方法で保存するようにしましょう。

カテゴリ: 食関連