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子離れできている?「子供が生きがい」の主婦になってはダメな理由

 

先日久しぶりにママ友に会ったら
すごく落ち込んだ様子でちょっと心配になりました。

「元気で頼りになるお母さん」という感じで
いつも子供の愚痴を言いながらも楽しそうにしていた彼女だったので
そんな姿を見たのは初めてです。

話しを聞いてみると、中学生の息子の反抗期の態度にすっかり参ってしまい
寂しく虚しい気持ちになって、どうしたらいいのかわからないようでした。

彼女はいつでも子供のことに一生懸命で、専業主婦で時間もあるからと
学校の役員や少年団の代表なんかも率先してやっているようなパワフルお母さんです。

でも実は私、彼女と話しているとつまらなくなってしまいます。

いつも話題は子供や家庭内のことばかりで
「子育てにやりがい」「子供が生きがい」という彼女とは、
子供に対する思いが違い過ぎるようです。

 

「子供が生きがい」は子供が小さいうちだけで十分

赤ちゃんの頃から幼稚園に入るぐらいまでは
ずっとべったりで一人の時間が恋しいくらいですよね。

自分の時間というのがとれないですし
この期間は「子供が生きがい」と言ってもいいかもしれません。

そして、小さい時に十分に愛情を感じられた子供ほど心が強い子に育つそうです。

子供が少し成長したら
今度は一歩引いて子供を見守るというスタンスでいるのが理想です。

口を出し過ぎず、困ったときには手を貸してあげられるように。

 

うちの小学生の娘も反抗期にさしかかってきました。

言い返されたら腹も立つし
良かれと思って言っていることにいちいち反抗的な態度をとられて嫌になります。

でもみんなが通る道ですからね。

親が心の準備をしておくことで子供も安心できて、自分も感情的になり過ぎないでいられます。

子離れ・親離れのタイミングは人それぞれですが
子供が親離れするとき、それを受け入れるのが親の役目だと思います。

 

上手な子離れは「新しい生きがい」を見つけることから

子供が幼稚園や小学校に行って自分の時間が少し増えてきたら
新しいことを始めるチャンスです。

忙しくてできなかった趣味や仕事を始めて
新しい生きがいを見つけたら子離れもスムーズにできるのではないでしょうか

自分の楽しみを見つけようと思っても
趣味や他のことに興味もないっていう人もいますよね。

いざ働こうとしたけど、主婦業しかやっていなかったから自信がないという人も。

でも何もしないで、子供や家のことだけ考えていると
自分だけが取り残されたような気分になってしまう時がすぐにやってきます

面倒でも習い事を何か始めてみるといいですね。

すごく楽しくなるかもしれないし
もし合わないと思ったらやめて他のことをしてみればいいだけです。

料理教室やフラワーアレンジメント、英語が話せたらなぁとか
ウクレレ弾けたら素敵じゃない!?なんて、思うことありませんか?

少しでも興味があること、何でもいいと思いますよ!

私は小学生の子供が2人いて仕事もしていますが、
1人目を妊娠してからずっとできずにいたゴルフをまた始めました。

コースに行くお金も時間もないけれど、
練習場で打ちっぱなしを30分程度するだけでも
自分だけの時間を楽しめているという満足感があります。

そんなささやかな楽しみでもいいと思うので
少しでも気になるものがあったら、軽い気持ちで始めてみるといいですね。

 

自分だけの楽しみができたら子供との関係も良くなる

好きなことを見つけて新しい自分の世界ができると
子供のことばかり考えてはいられなくなります。

子供たちも大きくなってきたらやたらと
自分のことばかり気にかけられるのは鬱陶しいものですからね。

気にはしてほしいけど、そのバランスを上手にとってくれる母親がいいですよね。

 

子育て熱心な主婦ほど陥りやすい症状とは

「空の巣症候群」って聞いたことありますか?

子育てが一段落した時に陥りやすい、母親の燃え尽き症候群のようなもの

そのままうつ病になってしまう人もいるようです。

特に子育てに熱心で
自分のことは後回しにしても家族のために頑張る主婦は
子供が自立することで、自分の存在価値を見失い
生活に張り合いがなくなったりします。

私は今子育て真最中ですが、
あと何年かして実際に子供たちが家から出て行く時が来たら
やっぱり寂しい気持ちになるでしょうね。

空の巣症候群は一時的な症状ですが、そうなった時に、
気持ちを紛らわそうと急に仕事を始めたり無理に趣味を探そうと思うと大変です。

子供が成長していく段階で、
子供とは別の生きがいを見つけて少しずつ子離れできるといいですね。

 

 さいごになりますが

・「子供がいきがい」は小さいうちだけにしておいて、たっぷりの愛情で育てる。

・少し成長したら、一歩引いて見守る。

・子供が成長して自分の時間が少し増えたら、新しいことに目を向けて楽しみを見つける。

・子供が巣立つとき、空の巣症候群にならないように心の準備もする。

親離れしていく子供に寂しさを感じるのはあたりまえの感情ですが
それで落ち込んで塞ぎこんでしまったら、子供にまで心配をかけてしまうことになります。

「新しい生きがい」を見つけて自分が生き生きと過ごすことで
子供が成長してからもいい関係でいられるようにしたいですね。

カテゴリ: 子育て