間もなく梅雨の時期になります。
じめじめしそうですね。
梅雨が終わると夏が来ます。
暑くなりそうですね。
そうなってくると心配なのが、そう、水虫です。
暑くてじめじめしたとき、ひどくなってきますね。
その水虫、とくにお父さんがなりやすいイメージ、もってませんか?
だからと言って、大人の男の人だけがなるわけじゃあ、ありません。
実は老若男女、子供でも赤ちゃんでも、感染する可能性はあるのです。
幼いいたいけな子が、かゆくてつらそうにしていたら、悲しいですね。
どういう経路で子供に感染してしまうのか、オロナインで治療できるのかどうか、ご紹介したいと思います。
水虫の原因は白癬菌というカビ
実は水虫は白癬菌というカビの一種が、皮膚の角質層に繁殖したものです。
皮膚の表面に付いたからと言って、すぐ水虫になるわけではありません。
感染するには白癬菌が、皮膚に時間をかけて侵食していく必要があります。それも、ほぼ丸一日かかります。そしてカビが繁殖しやすい、高温多湿の環境に囲まれなければ、死滅してしまいます。
条件がそろって初めて感染するのです。
しかし白癬菌は目に見えないほど小さいので、どこに潜んでいるのかわかりません。
たとえば知らずにどこからか、家族が一人体に付けてしまって、丸一日靴で歩き回って、疲れてお風呂に入らずに、靴下を履いたまま寝てしまうと、どうなるでしょうか。
家族一人が感染すると、その一人から剥がれ落ちた角質(つまり垢)についている白癬菌が、家に広まってしまいます。
人の多いところは白癬菌も多い
ほかにも子供が水虫に感染する可能性があるのは、学校や部活や習い事です。
特に体育の授業や、格闘技をやっている子は、他人の肌や髪が触れる機会がある分、用心が必要です。
格闘技の選手が感染しやすいと言われる白癬菌には、トリコフィトン・トンズランスというものがありますが、これも皮膚同士の接触が原因です。
子供は、学校の授業や部活や習い事などで、一般的な大人よりも活発に動き回る分、白癬菌にも注意が必要です。
特にこれから高温多湿の季節になるので、プール上がりにも注意したいですね。
カビが増える季節は水虫も増える、と覚えておきましょう。
オロナインで水虫は治るのか?
一般家庭の常備薬でおなじみ、オロナインH軟膏です。
大塚製薬の効能を見ると、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも、とありますが、これらはすべて、白癬菌が皮膚に感染した状態です。体のどこにできたかで、呼び名が変わります。
効能によると、じゅくじゅくしていない水虫にとありますが、すべての状態というよりは、かかり始めの初期症状に効果があります。
お風呂から上がって角質が柔らかくなっているとき、水虫のじゅくじゅくしていない場所に、根気よく毎日ぬっていきます。
水虫との戦いは数か月単位です。ポイントは毎日続けることです。
もちろん子供の肌にも使えますが、赤ちゃんの場合はよりデリケートな治療が必要なので、付ける前に皮膚科に相談した方が無難です。
オロナインが効くかどうかは症状の進行度合いによる
すべての水虫に効くかどうかは、効能にもある通り、じゅくじゅくした赤くなってかゆい、熟した水虫には、注意が必要です。
かかり始めには効きますが、かなり症状が進んだ状態では、市販の塗り薬では手に負えない場合もあります。
そうなってくると、皮膚科にかかって、飲み薬をもらってくる必要もあります。
しばらく塗っても水虫が治まらない場合は、もうすでにかなり症状が進んでいるかもしれないので、早めに受診しましょう。
水虫が治るまでには時間がかかりますが、根気よく治すには大切なことです。自分の体調をよく見て、判断しましょう。
放っておくと他の人にもどんどん広まってしまうので、早めの対処が大切です。
まとめ
- 水虫の原因は白癬菌というカビなので、これからの季節には、より注意が必要。
- 人の多いところは白癬菌も多いので、体の触れ合いと高温多湿に注意。
- オロナインで水虫は治るかというと、初期症状に効く。
- オロナインが効くかどうかは症状の進行度合いによるので、もうかなり水虫が進んでいたら、早めに皮膚科を受診する。
うまく使えばオロナインも水虫には有効ですが、あくまで軽い症状の時です。
早めに治療すれば水虫も軽く済んで、子供たちへの被害も少なく済みます。
気づいたら早めに、毎日こつこつと、治療したいですね。