ダウンジャケットとダウンコートって、何が違うのか知っていますか?
普段は「ダウン」というひとことで済ませてしまっていますが、ダウンにもいろいろ種類があります。
おしゃれに敏感な友達や彼女の前で、間違った言い方はしたくないもの。
ダウンの種類の違いを、ちょっとした知識として頭に入れておきましょう。
ジャケットとコートでは何が違う?
ダウンジャケットとダウンコート、どちらも同じように思えますが、実はちょっと違います。
いったい何が違うのでしょうか。
ダウンジャケットとダウンコートには、「ダウン」という言葉がついていますね。
その「ダウン」という言葉を取ってみると、「ジャケット」と「コート」です。
「ジャケット」と「コート」だと、どういうイメージがしますか?
たぶん多くの人が、「ジャケット」は丈の短い上着を思い浮かべたのではないでしょうか。
対する「コート」は、丈が長いイメージでは。
そう、実はその通り。ダウンジャケットとダウンコートは、丈の長さが違うのです。
ジャケットとコートの丈の長さは?
ではダウンジャケットとダウンコートの具体的な丈の長さはというと。
ジャケットとは、腰が隠れるくらいの丈の上着のことを言います。
ベルトが隠れるくらいの丈ですね。
スーツの上着くらいの長さをイメージするとわかりやすいかも。
対するコートは、お尻が隠れるくらいの長さ。
Pコートとダッフルコートを思い浮かべてみてください。
どちらも長さは微妙に違うけど、お尻がすっぽり隠れるくらいの長さはありますね。
ダウンジャケットとダウンコートの丈の長さ、なんとなくつかめたでしょうか?
ジャケットとコートは着る季節も違う?
ダウンジャケットとダウンコートの違いがわかると、それぞれの活躍できる時期がわかってきます。
まだ寒くなり始めの11月からダウンコートを着始めるのは、なんだか早いような気もしませんか?
ダウンコートは丈が長い分、ダウンジャケットよりも温かいですからね。
冬の始まりや終わりには、見た目にもライトなダウンジャケットのほうが活躍しそうです。
もちろん真冬の寒い時期になれば、ダウンジャケットもダウンコートも大活躍。
ファッションやその日の天気に合わせて着こなすのも、冬のファッションの楽しみ方ですよね。
ジャケットやコート以外のダウンアイテム
ダウンはジャケットやコートのほかに、「ダウンベスト」というのがありますね。
袖がついていないので動きやすく、秋や春にも着られるので人気です。
ダウンベストは、コーディネート次第でおしゃれ度がぐんとアップするファッションアイテム。
まだ着たことがない人は、ぜひトライしてみて。
そして、足が隠れるくらい長いダウンを見かけたことはありませんか?
ロングダウンコートと呼んだり、ダウンベンチコートと呼んだりします。
ベンチコートとは、スポーツの選手がベンチに待機しているときに着ているコート。
ファッションで着るコートならロングダウンコート、スポーツ用ならロングベンチコートと呼び分けられそうです。
「ダウン」ではないものもある?
ダウンとは、詰め物に水鳥の胸に生えている羽毛のこと。
保温性に優れているので、ダウンを多く使用したアウターはとても暖かいのが長所です。
見た目がダウンでも、詰め物に綿を使った「中綿ジャケット」があります。
こちらはそもそも「ダウン」を使っていないため、ダウンとは呼べないかもしれません。
ダウンという言葉を使うなら「ダウン風ジャケット」といったところでしょうか。
まとめ
・ダウンジャケットとダウンコートは丈の長さが違う
・ダウンジャケットは腰まで、ダウンコートはお尻が隠れる長さ
・ダウンジャケットのほうが長く活躍できる
・ダウンにはベストやベンチコートもある
・中綿を使用しているのは「ダウン風」
ファッションに関する知識が、ちょっとだけアップしたような気がしませんか?
これからは「ダウン」というひとことで済ませず、ダウンの種類によって言い分けてみてくださいね。