X

イカは電子レンジで温めると危険なのか!?電子レンジで温めてはいけないものが他にもあるのか?対処法は!?

スーパーなどで、イカの特売などがあると結構購入してしまう方も多いのではないでしょうか。

イカは、イカ焼きにしたり、天ぷら、イカフライ、煮物などにも使われるほど、料理をする方には、とっても便利な食材であることは確かです。

この他にもイカを使ったおいしい料理を作る方もいるのではないでしょうか。

イカの見た目からは想像もできないくらい、日本の家庭では浸透している食材です。

それだけ調理もしやすい事は、確かなのでしょうが、中にはイカを電子レンジで温めた時に爆発してしまったという経験のある方も少なくないでしょう。

これだけ日本の食卓に馴染みがあるイカなのに、電子レンジを使用して温めると爆発してしまうのでしょうか。

イカは電子レンジで温めると危険なのか!?その原因とはいったい!?

昨日の夜に作ったイカの煮物を、朝温める時に何の気なしに電子レンジを使って温めることをしている方もいるのではありませんか?

電子レンジは、今や一家に一台の時代ですから、なんでも温められると誰もが思ってしまっているはずです。

イカを電子レンジで温めると危険といわれますが、本当に危険なのでしょうか?と誰もが疑問に思ってしまいます。

イカを電子レンジで調理したり、温めなおしたりするときには危険を結構はらんでいるのです。

それには、電子レンジの温める構造とイカの構造が大きな原因と考えるのが妥当でしょう。

電子レンジの温める構造を超簡単に説明すると

蓋をしめてスタートボタンを押した瞬間から電子レンジの中には無数の電子の粒が飛び回っており、中にある物にぶつかることで熱を発します。

それによって、中に入れた食品は温められるのです。

次にイカの構造についても簡単に説明すると

イカの本体と皮で構成されています。

しかし、問題になるのがイカの皮なのです。

適度に弾力があるのですが、この皮は弾力に富んでいるだけでなく破れにくい構造をしています。

この構造を理解したうえで、イカを電子レンジで温めると電子の粒がイカにぶつかり、イカに熱を加えていくのです。

イカの多くは水分を多く含んでいるために、温められるとその水分は水蒸気になります。

しかし、イカの皮には弾力と破れにくい構造になっており、イカの本体からでた水蒸気の逃げ場がなくなってしまうのです。

水蒸気はイカの身と皮の隙間に溜まるのですが、皮の限界点を超えた段階で爆発という悲劇を生んでしまう事になります。

イカが爆発するくらいでは、電子レンジが破壊されることは考えられませんが、載せておいた皿が割れてしまって電子レンジ内ではじけ飛ぶ可能性はあります。

これがイカを電子レンジで温めると危険といわれる原因にもなるのです。

イカは電子レンジで温めると危険なのか!?対処法さえ知っていればおいしくイカを食べれます!

電子レンジでイカを温めると爆発してしまう原因がわかったと思います。

お店で食べる天ぷらのイカやイカフライが、爆発している姿を見たことがない方も多いのではないでしょうか。

それに煮物にいれているイカも熱を加えるのに、鍋の中で爆発していません。

これにはいったいどうしてなのでしょうか?電子レンジに入れたイカとなにが違うのでしょうか!?

イカの天ぷらやイカフライなどが爆発しない理由としては、弾力のある皮を全て取り除いているから熱を加えても爆発しないのです。

また、隠し包丁を入れていることでイカ本体の水蒸気の発生を防いでいるとも考えられます。

じゃ~イカの煮物が爆発しないのは?という疑問がわいてきます。

確かに皮付きのイカを使用していますが、輪切りにしたイカを使用していることが爆発を防いでいると考えるのが妥当です。

イカの皮の表面積が輪切りにすることで、小さくなり熱で温められた水蒸気が逃げやすくなっていると考えられるからです。

しかし、イカの表面積が大きい場合には、爆発する可能性が出てくることになるのです。

イカ焼きやいかめしなどの場合、そのままイカを使用しますが、大きく隠し包丁を入れていたり、フォークなどを使用して、イカの表面に無数の穴をあけています。そうすることで、水蒸気の逃げ場を作り、電子レンジにいれた際にも爆発はしないことになります。

皮付きイカを使用して料理する場合には、必ずといっていいほど隠し包丁やフォークなどで水蒸気の逃げ場を作ることで、電子レンジでも爆発を防ぐことが出来るのです。

イカの表面積の大きさにあわせて、水蒸気が逃げる切れ目や穴をあけることが重要なポイントになります。

この一手間が、イカをおいしく食べることが出来る訳になるのです。

イカ以外で、電子レンジで温めてはいけないものはあるのでしょうか?

イカを電子レンジで温めると爆発してしまう原理や対処法がわかったところで、イカ以外にも電子レンジで温めてはいけない食品などはあるのでしょうか?

電子レンジで温めてはいけないもの

・ソーセージ

腸詰された皮つきの食べ物になりますから、そのまま電子レンジに入れると、イカと同様に中の水分が水蒸気とかわり、逃げ場をなくした水蒸気が皮を突き破り爆発してしまいます。

電子レンジに入れる際には、隠し包丁又やフォークなどで水蒸気の逃げ場を作る事で爆発を防げます。

・たらこや明太子

これもイカやソーセージと同じく皮が付いている食べ物になっています。

このまま、電子レンジで温めてしまうと爆発してしまう事になるのです。

たらこや明太子の場合は、皮を破って中身を取り出してから温めるか、穴をあけて温めるのがベストになります。

・卵

これは、電子レンジの説明書にも記載されていますし、TVなどでも何度も放映されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

生卵を電子レンジで温めると、白身や黄身の部分からでる水蒸気が硬い殻に守られているために、完全に逃げ場がないために、爆発するエネルギーが膨大になってしまいます。

ゆで卵なら大丈夫なのでは?とも思いますが、ゆで卵の場合でも薄皮に守られている可能性があるのと、白身の中に空気層が出来ている可能性が高いために、小さく切ったとしても爆発する可能性があるのです。

・液体類

コーヒーや牛乳などをレンジで温める方も多いのではないでしょうか。

これは加熱しすぎると実は危険なのです。

加熱しすぎた場合でも、液体は沸点を超えても表面上沸騰したようには見えません。

電子レンジから取り出す際の衝撃やテーブルの上に置いた際の衝撃によって、突然高熱で吹き上がる可能性があるのです。

突沸といわれる現象で衝撃によっていきなり沸点に達することで、蓄積されたエネルギーが一気に爆発するようなものと考えてください。

・栗や銀杏

ここまで来たら、皆さんもお判りになると思いますが、この2つは確実に皮に覆われていますから、そのまま電子レンジで温めると爆発することになります。

温める際には、中身のみにした方がいいでしょう。

念のために、フォークで表面に穴をあけておくことをお薦めします。

・水分が少ない食べ物

焼き芋やパン類など水分が少ないのも電子レンジで温めるのは危険なのです。

水分量が少ないために、水蒸気の爆発はないものの、わずか数分温めただけで発火してしまう可能性が高くなります。

この他にも電子レンジで加熱してはいけないものが、数多くあるので電子レンジを使用する際には、説明書を確認してから温めてください。

まとめ

イカは電子レンジで温めると危険なのか!?電子レンジで温めてはいけないものが他にもあるのか?対処法はあるのか?について紹介してきました。

・イカを電子レンジに入れるとイカから出る水蒸気で爆発してしまう

・イカを電子レンジで温める場合には、隠し包丁やフォークなどで無数に穴をあけると爆発しにくい

・イカ以外でも皮付きの食べ物や液体類、水分が少ない食品を電子レンジで温めると爆発や突沸、発火の恐れがある

などという事がわかりました。

便利になっていく半面、ちょっとしたことで危険な目にあってしまう事になるので便利家電は最新の注意をはらって使用してください。