カレーやコロッケを作るのに買っても、何個か余ってしまうことってありませんか?
そんな風に野菜や肉が余った時、私は真っ先に冷凍保存を考えます。
毎日料理しなかったり、同じ食材を続けて食べると飽きちゃったり、
じゃがいもは冷凍したらだめ!という噂もありますが、実はそんなことはありません。
ちゃんとした保存方法を知っておけば、結構長い間おいしく食べることができるんですよ。
冷凍はだめ!という噂の真相
カレーを冷凍したことのある人、いませんか?
じゃがいもやにんじんの入ったカレーを冷凍して食べると、スカスカになっておいしくないんですよね。
それは、じゃがいものような水分や繊維の多い野菜は、冷凍すると組織が壊れて水分が失われてしまうため。
スカスカのスポンジを噛んでいるみたいな食感に、冷凍したことを後悔した人もいるのでは。
じゃがいもの最大の魅力はホクホク感なのに、これではおいしく食べられません。
じゃがいもを冷凍したらだめ!というのは、このためです。
冷凍すると毒素が出るという噂もありますが、それは間違い。
「冷凍したらだめ!」というよりは、「冷凍したらおいしくない!」ですね。
じゃがいもの冷凍保存には条件がある!
でも、フライドポテトやコロッケは冷凍されたものが市販されていますよね。
実はじゃがいもは、ひと手間くわえればおいしく冷凍することができます。
まずは、マッシュポテトにして保存する方法。
じゃがいもを茹でてつぶして、よく冷ましてから平たくして冷凍します。
冷凍する前に塩コショウしておけば、コロッケやポテトサラダにするのにとっても便利。
フライドポテトにするのなら、固形のまま冷凍してもOK。
好きなポテトの形に切って硬めに茹で、片栗粉をまぶして冷凍します。
冷凍した時にくっついてしまうと後が大変なので、カチカチに凍ってしまう前にたまに叩いてバラバラにするのがポイントです。
じゃがいもを冷凍する時は、よく冷まして水分を飛ばしておくことが大事。
アルミトレーなどの上に乗せて冷凍すれば早く凍るので、組織も崩れにくくおいしく冷凍できます。
冷凍保存の目安は1ヶ月くらいなので、日にちを書いておくと分かりやすいですね。
常温でじゃがいもを保存をする時のコツ
でも実はじゃがいもって、冷凍しなくても結構長持ちするんです。
おばあちゃんやお母さんが、じゃがいもを新聞紙でくるんでいるのを見たことはありませんか?
あれは、湿気が苦手なじゃがいもを守るため。
そうして新聞にくるんだじゃがいもは、7℃から15℃くらいなら室温で保存できます。
じゃがいもの芽には毒があるということは、みなさん知っていますよね。
小学校で習ってからずっと覚えていることのひとつです。
光が当たると早く芽が出てしまうので、じゃがいもの保存は日の当たらない、涼しい場所を選びましょう。
品種によっても違いますが、2ヶ月は保存できるようです。
このとき、りんごと一緒に保存すると長持ちするのだとか。
りんごから出るエチレンガスが秘密のポイントです。
ちなみに、熟れてない果物をりんごと一緒に袋に入れると早く熟れます。
でもりんごをわざわざ買うのはもったいないので、試す機会はあまりないかも。
冷蔵でじゃがいもを保存するメリット・デメリット
3日~1週間の保存なら、冷蔵庫でもOK。
冷蔵庫で保存するとじゃがいものでんぷんが糖分へと変化するので、甘さが増すのだとか。
ただし、冷蔵庫の中は乾燥しているので、そのまま入れるだけでは水分が抜けてしわしわになってしまいます。
今度は乾燥から守るために、じゃがいもをひとつひとつ新聞紙でくるんでビニール袋に入れて保存。
野菜室のある冷蔵庫なら、野菜室に入れましょう。
まとめ
・じゃがいもを冷凍しちゃだめ!というわけではない
・じゃがいもを冷凍保存するときは、ひと手間加えてから
・常温でも長く保存できる
・冷蔵保存をすると甘みが増す
どれくらい余ったか、いつどうやって食べたいかによって変わるじゃがいもの保存方法。
それぞれのメリットを覚えておけば、じゃがいもがいくつ余っても大丈夫!
上手に保存して、いつでも好きな時においしいじゃがいもを楽しめるようにしちゃいましょう!