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いじめで教科書破られる・・・対策や弁償させるための方法教えます!【必見】

ある日自分の机の中から教科書が無くなっている事に気付きます。

探してみたらもう使い物にならないくらいボロボロになった教科書をゴミ箱から見つけました。
しかもその教科書には自分の名前が書いてあって・・・

他人の悪意によって自分の所持品が破損された場合、何も対策はできないのでしょうか?

現状の法律では加害者に一矢報いるのは難しい

教科書などの個人の所有物の破損については、「器物損壊罪」が該当します。

しかし例え被害届を出したとしても、
警察は指紋捜査などを行ってくれるわけでもありませんし、警察が学校のいじめ問題に介入するのは極稀です。
弁護士に訴えようにも肝心の「誰がやったのか」をはっきりさせないと厳しいです。
しかも未成年は少年法で保護されていますので、教科書を破られた程度では処罰も適用されないでしょう。
あくまで学校の問題は学校内で解決してほしいと。

日本の現在の法律を用いて、加害者を痛めつけるのは現状難しいようです。
悲しい現実ですが。

教科書を破られたらどうすればいいのか

まずは、破損した教科書は捨てずにそのままの状態で保存しておきましょう。
写真を撮って保管しておくでもいいです。

どのような被害にあったのか、第三者の目に訴える為です。

次に、親・学校の先生などの信頼できる大人に相談しましょう。
運悪く担任がいじめ問題に無関心だった場合、その上の立場である教頭や学年主任、校長などに相談してください。
隠蔽気質で学校全体の対応に納得できない場合は、教育委員会に訴えましょう。

学校に訴える際に親ができること

まず、学校にいじめの被害を訴えるときは電話や口頭でのやり取りで終わらせては
学校側が被害の深刻さを理解しないまま、対応が拙くなあなあになってしまう可能性があります。

学校に訴える際は、子供から被害の状況と証拠を集めて、
「いじめの被害状況」「要望書」の2つの文章を作成しましょう。

文書化して提出することで、明確にいじめ被害の状況を第三者の立場でも正確に理解できる上、
明確な要望書があることで役所仕事と同じで学校側に「仕事」と「責任」を自覚させることができます。

教科書を弁償させたい

破られた教科書はお金を払えば買い直すことができますが、他人の悪意で破損されたのに納得できませんよね。

加害者の検討がついている場合は、学校側と加害者側の保護者も交えて一度話し合う場が必要になります。
しかし加害者の子供が「知らない」としらを切り続けると状況が進展しませんよね。

「教科書を破った」のがその子である確証がない場合は、
教科書の他に誰にどんな嫌がらせをされたのか被害を受けた子供から聞き取ります。
出来れば日付付きで被害状況をまとめた文書を作れると参考資料として後で役に立ちます。

これまで誰にどんな仕打ちを受けたのかはっきりさせることで、教科書を破った容疑者を絞れますし、
いじめ加害者が複数人の場合はその誰かが「実はあいつがやっていた」と白状する可能性もあるかもしれません。

また、自分の子供がいじめ行為に加担していたという事実を知った時点で、
謝罪と弁償を申し出てくれる保護者もいるかもしれません。

状況証拠のみで実行犯の確証がない場合は、最後は人の良心に賭けるという頼りない方法論ですが、
やはり第三者の心に訴えるためには、文書や写真・現物などで被害状況を「目に訴える」ことが必要になります。

文書作成の例

【いじめ被害状況の例】

○年△組 田中太郎の「いじめ被害事実」

【保護者による聞き取り】

 ※前説としていじめの経緯※

・○月×日(水)
クラスのA君に「キモい」などの言葉を言われる。

・○月×日(金)
A、B、C君に集団で暴力を受ける。A君に膝に蹴りを入れられ、B君には頭を叩かれ・・・

 

 等の嫌がらせの内容をできるだけ細かく記述する

【学校への「要望書」の例】

△市立○小学校校長
□□□□校長殿

いじめ問題解決に向けての要望書

20○○年□月△日
田中一郎・花子 捺印

1.はじめに
 私どもの長男 田中太郎(○年△組)へのいじめを早急に解決いただきたく、下記のように要望します。

2.被害状況
 (子供が受けた被害状況を記入)

3.要望事項
 (学校に要望する内容を期限付きで記入)
 例)・いじめ実態の調査、生徒への聞き取り【即日】
       ・加害児童への厳重注意【即日】
       ・加害児童と保護者からの謝罪・弁償【一週間以内】
       ・学校の再発防止策の文書提示【一週間以内】 等

4.おわりに
 (締めの文章)

さいごに

靴に画びょうを入れる、教科書を破る・・・などの典型的ないじめ行為が現代でもなくならないのは、
警察も学校に介入せず法律が児童の行為を裁けない現状、
犯人の特定も難しい上に加害者側が守られていることで、解決に至るまでとても根気がいることが要因です。
被害者は泣き寝入りするしかない状況にもなりかねません。

教科書を破られた際の具体的な対策は現状提示するのが難しいですが、
その行為に至るまでの根本のいじめ問題を解決するために動くことはできます。それには親や学校など、大人の協力が必要です。

くれぐれも一人で抱え込まないで、信頼できる大人に相談してくださいね。

カテゴリ: 学校