信号機の青信号の時間はどう決まる?信号機の秘密を詳しく解説!

大通りを車で走っていると、次から次へと信号を横切ります。

道路を渡るにも、歩道橋より信号が多いですよね。

そう日本は、世界で一番信号が多い国。

そんな信号大国・日本の信号は、どうやって赤と青を切り替えているのでしょうか。

信号の秘密、ちょっと詳しく知りたいと思いませんか?

豆知識と実体験を交えながら、信号について詳しく解説します!

歩行者信号の秘密

 

車に乗る人も乗らない人も使う信号といえば、歩行者用信号。

この歩行者用信号の青の時間はどうやって決められているのか、知っていますか?

歩行者用の青信号の時間の長さは、道路の幅で決まります。

歩道を横断できる時間に、その時間の半分を点滅時間としてプラス。

歩道の幅がとても広い歩道では、点滅時間が5~10秒の範囲で設定されているところもあるようです。

歩道の半分まで来て点滅しても、青信号が点滅している間に渡りきれるという計算になりますね。

半分まで来て点滅しはじめた場合は急いでわたり、半分まで行っていない場合は引き返すようにしましょう。

そして、歩行者用信号でよく見かける「押しボタン式」という表示。

これは歩行者が横断するためにボタンを押したときにだけ、車両用の信号が赤になるというもの。

待っていても青にならないので、ボタンを押してくださいね。

信号機を管理している組織

 

では、車両用の信号はどうでしょうか。

車に乗る人なら分かるかと思いますが、かなり緻密に計算されていそうですよね。

この計算をしているのは、各都道府県の交通管制センター。

車両感知器やテレビカメラで得た情報をもとに、渋滞を起こさないよう信号制御機が信号を調整しています。

ちなみに、私が住むタイでは信号は手動が主流です。

交差点に警官の駐在する建物があり、中にある信号操作盤で信号を調整しています。

これが本当におかしなもので…

交通状態を見て調整をしているのでしょうが、青信号の時間も方向によりまちまち。

警官がおしゃべりに夢中になり、信号を変えるのを忘れてしまったという話もあったりなかったり。

一昔前までは、信号で1時間待ちということも珍しくなかったそうです。

そう考えると日本の信号は、とても良くできたシステムだと思いませんか?

「時差式」信号の秘密

 

信号を見ていると、「時差式」という表示を見かけるのではないでしょうか。

この表示は、右折の多い交差点でよく見られます。

日本では、進行方向と対向する方向が同時に青になりますよね。

でもそれでは、交差点で右折をすることができません。

「時差式」の信号は、交差点で右折する車を通すために設定されています。

右折車線のある方向は青になり、対向車線は赤になるという信号です。

これにも後発式と先発式、右折車分離式と3つの方式があります。

さらに、あらかじめ右折の青信号の時間を設定している場合と、センサーにより調整されている場合があるそうです。

タイでは、交差点の青信号は1方向だけです。

進行方向が青なら、3方向全ては赤信号。

右折しようとしたら対向車線から直進の車が来た…なんてことが起こらないシステムになっています。

ですが4回に1回しか青信号にならないため、待ち時間が10分近くなることがデメリットです。

「感応式」の信号に注意!

信号には、あらかじめ青信号の時間が設定されている「定周期式」と、センサーによって調整されている「感応式」があります。

感応式は、「全感応式」と「半感応式」の2種類。

場所や時間によって、使い分けられているようです。

私は以前、全感応式と思われる交差点で信号待ちをしていました。

一番先頭は乗用車、次に原付、三番目に私が運転する乗用車という順番。

対向する方向と交差する方向は青になるのに、自分の方向はなかなか青にならないので不思議に思ったことがあります。

実は並んでいた原付の左頭上に感知センサーがあり、空間しか感知できなかったようです。

そのときはとてもイライラしましたが、今思えばキチンと感知して信号を調整していたんだなと感心します。

ちなみに、信号待ちは90秒以上だとストレスを感じるのだとか。

その時は、5分以上待たされましたね。

まとめ

 

・歩行者用信号は道路の幅で青信号の時間を調整

・信号を調整しているのは交通管制センター

・時差式信号で右折をスムーズに

・時間が設定されている定周期式と、センサーによる感応式がある

渋滞や交通の流れを考慮して決められている信号。

信号大国の日本では、全部の信号を管理するのはきっと大変な仕事でしょうね。

もし信号の調整などに疑問や要望がある場合は、各都道府県の信号機BOXで意見を受け付けていますよ。

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