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「頂く」と「戴く」の使い分けは?5分でわかる正しい日本語

父に頼まれてお中元のお礼状を作っていたら、「ん?漢字がわからない…」。

変換して選ぶだけなのに、どれが正しいのかイマイチわからないのです。こういう時はひらがなで切り抜けよう!

「先日は美味しいフルーツをいただきして、ありがとうございました。」

んー、この一文みても、なんだかひらがな感がいっぱいだし、前後の文章も含めて全体を見ても、バランスが悪いのです。

結局、ちゃんと調べないと、ちゃんと完成させられないのです。わからないことがあった時には、素直に調べるのが一番早いですね。でも、辞書には「いただく」「頂く」「戴く」が一緒に説明されていて、すごくわかりにくいのです。これは、気合を入れて調べないと、お礼状が完成しない…。

ちょっと複雑な「頂く」「戴く」「いただく」。せっかくなので、ここでまとめて皆さんにシェアします。

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「頂く」とは?

  1. 「大切にする・敬い扱う」
  2. 「食う・飲む」の謙譲語

ぱっと思いつく「頂」を使った二字熟語は、山頂・頂上・頂点・頭頂部(あ…これは三字熟語ですね)などがあります。そこから考えると、「頂」には何かの一番上、つまりてっぺんの意味合いがあります。そこから転じて、1の「大切にする」という意味がきているよう。

2の意味は、例えば、「デザートも召し上がってください」と勧められた時に、「すでに頂きました」と言ったりしますよね。食べる飲むなどの動作に対して使うのが、「頂」です。また、謙譲語なので、自分の行動をへりくだって表現で、他人の行為に対しては使いません。

【例文】

「静岡で美味しいお茶を頂きました」(飲みましたの意味合い)

「先日は、お褒めの言葉を頂きましてありがとうございます」

「ワインをもう一杯頂いてもいいですか?」

「おなか一杯頂きました。」

「戴く」とは?

  1. 「ありがたく受ける」の意
  2. 「もらう」の謙譲語

「戴」を使った二字熟語は、なんだか「頂」とはだいぶ雰囲気が違います。拝戴、戴冠など。三文字熟語の戴帽式なんかも、目にしたことがある言葉かも知れません。どの言葉を見ても、ありがたみが溢れているのがわかります。

また、「もらう」の謙譲語の意味合いがあるので、「わたしはこれを戴きました」とは書いても、「あなたもこれを戴きましたね」という、勝手に相手のことまでへりくだるのは間違いになります。モノをいただいたことを表現するのに使うのは、「戴」です。

ここでちょっと気になる記述が…。「戴」は、常用漢字ではない?

皆さん、安心してください。常用漢字は文化庁が管轄しているのですが、2010年の常用漢字表の改訂で「戴」は常用漢字に仲間入りを果たしています。日常で、何も気にしないで堂々と使える漢字になったのです。

【例文】

「一位になって、冠を戴きました」

「先日は美味しいお菓子を戴き、ありがとうございました」

「いただく」とは?

まさかひらがなの「いただく」にも、何かちゃんと用法があったりしないかしら?と思い、ついでにしらべてみました。

これは、辞書をちゃんと読みこまないと、すぐには意味が分からないかもしれません。オールひらがなの「いただく」は、補助動詞の役割があったのです。別な言い方をすると、ひらがなの「いただく」でなければいけない使い方があるということ。これは、私的にはちょっと意外です。

補助動詞は、動詞の中でも意味と独立性がなく、他の動詞の付属的なものです。例えば、「知っている」の「知って」が本動詞、「いる」が補助動詞になります。

補助動詞の「いただく」は、「了承いただく」とか「ご覧いただく」などがあります。これらは、漢字に変換するのは間違いなのでお気をつけを。

「いただきます」は「いただきます」とひらがなで!

日本人ならば、食事の前に「いただきます」、食事の後に「ごちそうさま」が当たり前です。「ごちそうさま」は、漢字で「御馳走様」と書くのに対し、「いただきます」はひらがなで書くのが正解と言われています。

「いただきます」の意味:①食事を作ってくれた人への感謝、②食材への感謝の意味合いから考えると、「頂」の意味も「戴」の意味もあるような…。だから、どっちもあてないで、ひらがなが正解と言われるのかも知れません。

まとめ

普段の会話では、何気なく使っていた「いただく」ですが、いざ書こうと思うと「こんなにわかってなかったのか!」と自分に驚きです。

まとめると…

  • 「頂く」とは、“大切にする・敬い扱う”こと、“食う・飲むの謙譲語”
  • 「戴く」とは、“ありがたく受ける”こと、“もらうの謙譲語”
  • 「いただく」とは、補助動詞で「ご覧いただく」などと使う
  • 「いただきます」はひらがなで「いただきます」が正解

私が作っていたお礼状は「戴きまして」にしましたが、父チェックが入り「頂戴いたしまして」に変更になりました。漢字じゃなくって、そっちの言葉だったんだね。

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