紫陽花の読み方と由来とは? 花言葉が似合うイベント3選!

「紫陽花」

この漢字、どう読むのでしょうか?

 

実は、あの梅雨に咲く花として有名な「あじさい」です。

 

でも完全な当て字ですよね。

どうやって昔の人は「あじさい」に「紫陽花」と付けたのでしょう?

 

そして気になるその花言葉とは…

 

紫陽花の読み方と由来、そして花言葉がぴったりのイベントを3つピックアップしてみました!

 

紫陽花のちょっとした歴史と、現代での在り方まで紹介しますよ!

紫陽花の読み方の由来

紫陽花は古くは、「あづさい」でした。

「あづ」は小さいものが集まることを、「さい」は青い小花が咲くことを表していました。

 

その発音が変化し、現在の「あじさい」になったと言われています。

 

そしてどうして「紫陽花」という漢字になったかというと、何とも勘違い?のようでした。

 

中国の詩人、白居易が書いた詩の中に、「紫陽花」と書く花が出てきます。

 

それを読んだ日本の平安時代の学者、源順(みなもとのしたごう)は、そのとき日本に咲いていた「あじさい」をその「紫陽花」と思い込みました。

 

このことから、「あじさい」の漢字は「紫陽花」として広まっていきました。

 

白居易が詩でつづった「紫陽花」は、日本の「あじさい」ではなく、実際はライラックという花だったのではないかと言われています。

 

確かに、漢字の「紫陽花」を見ただけでは、何なのか全然イメージできないですよね!

花の名前なのかさえ、少し危ういです。

紫陽花は日本原産の花なのに、日本の漢字の読みでないことは、ちょっと残念なような…

 

ではその古くから日本に咲いてくれている紫陽花、花言葉は次の通りです。

色によっても異なっていて、興味深いです。

紫陽花の花言葉

全体

 

移り気 浮気 無常

 

青色/紫色

 

辛抱強い愛情

 

ピンク色/赤紫色

 

元気な女性

 

白色

 

寛容

 

 

不思議なのは、全体は悪い印象なのに、それぞれの色の言葉となると、良い印象のものばかりですね。

 

紫陽花の色が変化する、花びらのようなところ。

実はそこは、「ガク」の部分なのです。

 

そのガクが様々な色に変わり、見る人を惹きつけます。

でもその変化がある分、「浮気」などの悪いイメージも付いてしまったようです。

 

ですが最近、紫陽花の新しい花言葉として、より明るい印象の言葉が広まってきています!

 

そのおかげで、以前とは異なった場面で、紫陽花が使われるようになってきています。

紫陽花の花言葉が似合うイベント3

結婚式

 

全体としての花言葉に「浮気」があるため、昔は、結婚式では避けられていました。

 

ですが、最近の紫陽花の新しい花言葉は、なんと「家族団らん」や「家族の結びつき」です!

 

なんで「浮気」とは正反対のような言葉が!?と少し疑問になるところですが…

 

でも確かに、小さい花がたくさん集まっている様子が、「家族」を表しているみたいですよね。

結婚式には、まさにぴったりの言葉です!

 

花嫁の髪飾りや、ブーケに使用されたりします。

 

紫陽花が咲く期間と、ジュンブライドが重なって、時期的にもぴったりです!

 

でも、少し年配の方の中には、このような家族を表す紫陽花の花言葉を知らない方もいるかもしれません。

事前に伝えるなどして、配慮しましょう。

母の日のプレゼント

ピンク色や赤紫色の紫陽花の花言葉として、「元気な女性」がありますね。

そのことから、近年はカーネーションと並んで紫陽花も人気があるようです。

 

母にはいつまでも、元気でいて欲しいものです。

感謝の気持ちと共に、そのような思いを込めて贈ることもできますね。

友人へのプレゼント

 

新しい明るいイメージの紫陽花の花言葉は、他にもあるんです!

 

それは、「友情」や「団結」です。

 

友人の誕生日や、これからもその友情を続けたい、と伝える機会に贈ってもいいと思います。

 

紫陽花の切り花はとても長持ちし、手入れをすれば1か月きれいに咲いてくれるときもあります。

 

切り花として鑑賞したあとは、ドライフラワーにしてまた飾っておくこともできます。

まとめ

 

・紫陽花の由来は、小さいものが集まるという「あづ」と、青い小花が咲くという「さい」の2つの意味からきている。

 

・「紫陽花」という漢字は、日本の学者が、中国の詩に出てくる「紫陽花」という花を、日本に咲いていた「あじさい」だと思い、その漢字を当てて広まっていった。

 

・紫陽花の花言葉は、全体と色ごとにもそれぞれある。

 

・紫陽花の花言葉にふさわしいイベント3選

:結婚式

:母の日のプレゼント

:友人へのプレゼント

 

平安時代にはすでに存在していた程、古くから日本に咲いている紫陽花。

これからも目にする機会がどんどん増えていくといいですね!

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