毎日お役立ち情報局

暮らしや生活のお役立ち情報満載!

雑学

「駆逐してやる」にはどんな意味があるのか?その使い方は?

「駆逐」というのは一体どのような意味があるのでしょうか。

漢字をそのまま見ると「駆逐」の「駆」は「馬へん」なので馬が走るイメージを浮かべることができます。

「駆」のつくりを示す「区」は箱のように囲まれたところのイメージです。
「区」の中に入っている「メ」はムチをイメージしています。
ここまで来ると理解いただけるのではと思います。
「駆」という漢字は箱のような囲いの中に放たれている馬に
人がまたがってムチを打ちながら走っていくイメージなのです。

「駆逐」の「逐」という漢字はどうでしょうか。
「逐」は「之」という漢字の足が伸びて「辶」という偏になり、十字路をイメージしています。
そのしんにょうの上に乗っている「豕」は「いのしし」を表しています。
ということは「逐」という漢字は人がいのししを追いかけていくと
追いかけられたいのししは十字路に入り、どこか一方の道へ抜けていくというイメージなんです。

「駆逐」が持っている意味とは

「駆逐」は馬といのししが登場します。
馬は力もあり、足も速い。人にとっては愛らしいイメージを持っていますので
決して人に害を与える動物ではありません。

いのししは力は強いけど馬のように足の速い動物ではありません。
加えて雑食動物なので何でも口に入れて食べてしまいます。
人が一所懸命育てた野菜や果物を次々と荒らしてしまうことがあるので害を与える動物のイメージが強くなりました。

「駆逐」という言葉はいのししのように害を与える動物をその場から追い払うという意味を持ちます。
表現的には柔らかいかもしれませんが、実際のところはどうでしょうか。

「駆逐」といえば、思い浮かぶのは戦争で使われていた軍艦の一つである「駆逐艦」です。
非常に強力なイメージがあり、敵と見れば魚雷を使って敵を追い払う小型で汎用性のある戦艦です。
今では大型化して航空母艦に変わってきています。

「駆逐してやる」の発信源

「駆逐してやる!」というフレーズはマンガ/アニメの
「進撃の巨人」の主人公エレン・イェーガのセリフが発信源です。
巨人によって母親が殺されたエレンは
「駆逐してやる!!この世から・・・一匹・・・残らず!!」
という有名な一言を吐きます。

この言葉が「駆逐してやる!この世から〇〇を一匹残らず!!」や
「〇〇を一匹残らず駆逐してやる!」といったようにTwitterでつぶやかれたりするようになりました。
エレンは憲兵団によって地下牢に拘束され、
調査兵団の兵士長リヴァイに「お前のしたいことはなんだ?」と問われた際に
「調査兵団に入って・・・とにかく巨人をぶっ殺したいです」
と答えるなど巨人を駆逐することに強い憎悪と怨念による執着心を持っていることが言葉で伝わってきました。

「駆逐してやる」が心に響くのはなぜ?

「駆逐してやる」はごく普通に意味を調べると追い出す、追い払う、排除するなどの意味があります。
たとえば「害虫を駆除する」という表現を言い換えれば「害虫を駆使してやる」などと置き換えることができます。
次のような表現も考えられます。

「この世で起きる犯罪を阻止する」=>「この世で起きる犯罪を駆逐してやる」
「〇〇の研究を邪魔するやつは全て排除する」=>「〇〇の研究を邪魔するやつは全て駆逐してやる」
「家の中の雑物を排除する」=>「家の中の不要物を駆逐してやる」
という感じでしょうか。
進撃の巨人の主人公であるエレンの場合は憎悪や怨念を込めて放っている言葉ですが、
ごく普通の会話の中では柔らかい感じの表現が多いようです。

「駆逐してやる」という言葉が心に響くのはなぜなのでしょうか。

人々が平穏に暮らしている中で何かがその平穏の邪魔をする。
その何かというのは経済問題かもしれないし、災害問題かもしれません。
学校で起きている「いじめ」かもしれません。
社会で起きている「セクシャルハラスメント」や「パワーハラスメント」かもしれません。

一枚の薄い壁を隔てた向こう側には「破滅」が存在しているにもかかわらず、
「思考回路停止」の大人がいるということです。
さらには「思考回路停止」の大人に対して苛立ちを感じる人が大勢いることですね。

社会問題が山積みされたままで将来への不安が増すばかりなのに、
これまでの風習や習慣、しきたりなどの枠組みの中で安全・安心と疑わない大人たちが
若い世代の人たちの不安や迷いを蓄積させているのではと感じています。

誰も聞いてくれなければ、泣き寝入りするしかない。
「進撃の巨人」の主人公であるエレンは屈せず、巨人を相手に「駆使してやる!!」と決意します。
その姿が、現実に危機感を持つ人たちの心に響くのではないでしょうか。

まとめ

「駆使してやる」という言葉は追い払うとか追い出すのほかにもっと強い表現方法がありました。
でも使い方を間違えると大変なことになりますので人と会話をするときは注意が必要ですね。

-雑学